IoT時代の新補償サービス 「モバイル保険」が好評

販売戦略

2016/06/24 18:00

 スマートフォンを2年以上使用したい、というユーザーが増え、機種変更の頻度が減少している。しかし、スマホ画面が大型化し、落下などによる液晶ディスプレイの破損、故障の頻度が増えている。そんなスマホを取り巻く環境の変化に着目し、さくら少額短期保険が日本初のユーザーにひもづくモバイル機器の保険「モバイル保険」を5月13日にスタート。サービス開始から1か月ほどだが、予想を超える契約者数を獲得しているという。

 
さくら少額短期保険 相曽仁美課長

 「モバイル保険」は、月額700円で、スマホやタブレット、ノートPCなど無線回線に接続できるモバイル・IoT機器を最大3台まで、年間10万円まで修理費用を補償する。端末ではなくユーザーにひもづくので、端末の買替え・買増しにも対応するのが特徴だ。
 
料金:月額700円(非課税)
支払い方法:クレジットカード・口座振替
対象:スマートフォン、タブレットなどのモバイル端末
同一契約で最大3端末まで
支払事由:破損・損壊・水濡れ全損・故障・盗難

 また、修理店と提携を結び、提携修理店であれば契約ユーザーは無料で修理を依頼できる。保険販売代理店や提携修理店は今後増やしていく。今後、モバイル機器、IoT機器は増加していく。同社はその都度対象製品を拡大していく方針だ。今後のIoT時代に注目したいサービスだ。
 
※購読無料の専門紙『BCN Retail Review』2016年7月号から一部改稿して転載