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カフェインを摂りすぎの方へ! スタバや猿田彦などのデカフェを取り入れて健康なコーヒー生活を

レビュー

2021/08/11 12:05

 仕事中やおやつの時間など日々の生活に欠かせないコーヒー。テレワークの増加に伴い自宅でのコーヒー需要が高まっている。コーヒーに多く含まれるカフェインは眠気覚しや集中力を高める効果が期待できるが、逆に摂取しすぎると健康に悪影響を及ぼすというデータもあるそうだ。ついつい飲みすぎてしまう方や妊娠中の方にもうれしい「デカフェ」「カフェインレス」のコーヒーを飲み比べてみたい。

左から「ディカフェハウスブレンド」「ディカフェ ドリップバッグ」
「有機栽培カフェインレスドリップバッグコーヒー」

デカフェとは思えないコクと香りを楽しめるスタバのハウスブレンド

 
「スターバックス オリガミ パーソナル ドリップ コーヒー ディカフェ ハウス ブレンド」
(6袋864円)
 
パッケージ(裏)コーヒーの入れ方や産地が細かく記載してある

 スターバックスが販売するデカフェメニューが「スターバックス オリガミ パーソナル ドリップ コーヒー ディカフェ ハウス ブレンド」。デカフェとはカフェインを取り除いた飲料のことで、スターバックスでは二酸化炭素抽出法で除去をしている。

 ちなみに、店内でもプラスで50円を支払えばエスプレッソを使用した通常のドリンクメニューをデカフェに変更できるサービスがある。妊娠中の方や夜コーヒーを飲みたいときなどに密かな人気を得ている。
 
濃いめのブラックが特徴。味もコク深く通常のコーヒーと変わらないおいしさ

 苦味やコクが強く香り高いコーヒーは通常のものと変わらないおいしさをキープしている。味が薄くなるのでは?…と勝手な想像をしていたのだがそんなことはなかった。しっかりとコーヒーの深い味わいを感じられ、あとからナッツのようなまろやかさが口の中に広がる。コーヒー好きにおすすめの本格的な1杯だ。

苦味とフルーティーさが同居するバランスの良い1杯

 
猿田彦珈琲「ディカフェ ドリップバッグ」(1パック5枚入り800円)
 
カフェインレス、ケミカルフリーの記載があり、妊娠中などにも安心していただける

 2013年恵比寿に1号店をオープンして以来、関東を中心に店舗を展開する猿田彦珈琲。焙煎から抽出までこだわったスペシャリティーコーヒーがいただける同店でもカフェインレスのドリップコーヒーが販売されている。エチオピア産のコーヒー豆を使用した深煎り、中細挽きのコーヒー。化学薬品を使用しない100%ケミカルフリーの記載もあり、安心していただけるのもうれしいポイントだ。
 
見た目はスターバックスのコーヒーとあまり変わらない。ほんのり酸味を感じる香りがする

 苦味の中にほんのりとフルーティーな味わいが感じられ、こちらも普段のカフェイン入りコーヒーの代わりに飲んでも満足できる味わい。雑味が残らないまろやかな口当たりで丁寧に作られたことを実感できる1杯だ。苦味と酸味、フルーティーさのバランスがよいのでスイーツやフルーツと一緒にカフェタイムで活躍するだろう。

人・環境に考慮したオーガニックのカフェインレスコーヒー

 
ウインドファームの「有機栽培カフェインレスドリップバッグコーヒー」(10袋1501円)
 
有機栽培や森林農法、「マウンテン・ウォーター製法」によるカフェインの除去など
体に優しい製法が記載されている

 ウインドファームは福岡にある有機コーヒー専門の販売店。化学薬品を使用しない有機栽培、森を守りながら生産を行う森林農法、公正な貿易を掲げるフェアトレードなど、人や環境、企業、産地にやさしい取り組みを行なっているのが特徴だ。メキシコの天然水を利用してカフェイン成分を溶け出させる「マウンテン・ウォーター製法」を採用するなど、カフェイン除去の方法まで自然の力に頼る徹底ぶり。特に体に気を使いたい方にはぜひ飲んでいただきたいコーヒーだ。
 
スタバと猿田彦と比べると色は少し薄め。豊かな香りとすっきりとした味わいで、
毎日の習慣にしたい1杯

 カフェインを取り除きながらもコーヒーの旨味成分はそのまま残す製法なので、すっきりとした味わいで苦味よりも酸味が少し強い。コーヒーの独特のコクは残っているので毎日飲んでも飽きず、体にやさしいので習慣にするのもありだ。

 満足感は3種類とも普段飲んでいるカフェイン入りのコーヒーと変わらなかったが、メーカーごとに味わいはそれぞれ異なっていた。普段大量にカフェインを摂取する方や、寝る前の1杯にはカフェインレスを飲み比べて好みのものを探すとよいだろう。(エフェクト・霜越緑)

※記事中の価格は購入時もの