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”推し”のいる人必見! パナソニック「どこでもディーガ」が便利な3つの理由とは?

レビュー

2021/01/25 18:35

 近年発売されているDVD/BD(ブルーレイ)レコーダーには、専用のスマホアプリが用意されている。筆者も最近パナソニックのBDレコーダー「DIGA」を購入したところ、用意されているスマホアプリ「どこでもディーガ」が思いのほか便利なことに気がついた。

 そこで、今回はこの「どこでもディーガ」の便利なポイントを紹介したい。シャープ、ソニー、東芝のインターネット接続が可能なレコーダーにも同様のアプリが用意されているので、何ができるのか確認してみるといいだろう。
 
パナソニックの「おうちディーガ」アプリは無料。月額300円(税抜)のプレミアム会員に登録すると使える機能が増える

便利ポイント(1)出先やベッドで録画した番組が視聴可能

 どこでもディーガが便利な最大の理由は、録画した番組をスマホで視聴できる点だ。これは以前からよく聞く機能だが、通勤時間が短い人や在宅勤務の人はほぼ無縁に感じていたのではないだろうか。かくいう筆者もその一人で、あくまでも「移動時間が長いときに使う機能」だと思っていた。
 
画面の指示に沿って初期設定を行うと、レコーダーとの接続が完了する。
「録画番組」では録画済みの番組一覧が表示される(写真左)。動画配信サービスのような感覚で利用できる(写真右)

 しかし、実際に使ってみると、就寝前のベッドの中や家事をしているときなど、在宅時でもテレビの前にいないときに便利だ。あと、筆者は出社時にオフィスで昼食を食べながら観ることもある。また、視聴中の番組の続きを入浴中に観るのも半身浴のお供にちょうどいい。

 1点注意したいのが、視聴中はインターネットを介してレコーダー上のデータを視聴するので、データ通信量を消費する点だ。できればWi-Fi環境での視聴が推奨だが、データ消費量をセーブするように画質を選ぶことも可能。
 
再生時は画質が3.5Mbpsと2.0Mbpsのいずれかを選択可能(写真左)。
ダウンロード時の画質も選べる(写真右)

 また、スマホに番組をダウンロードできるので、新幹線や飛行機などインターネットがつながらない環境で視聴する際に活用しよう。一部の対応レコーダーの場合、出先で番組持ち出しを予約しておけば、帰宅時にDIGAのBluetooth信号を検出して、予約した番組を自動でスマホのダウンロードしてくれる機能もある。

便利ポイント(2)スマホから録画予約ができるので安心

 外出中にTwitterを見ていて「しまった、録画し忘れた!」となった経験はないだろうか。どこでもディーガがあれば、スマホで番組表をチェックして録画予約が行える。また、4Kチューナー内蔵モデルは「新4K衛星放送」の番組の録画予約も可能だ。
 
「番組表」タブで録画したい番組を探す、音声検索にも対応(写真左)。
録画モードや毎週録画などの設定も行える(写真右)

 筆者の場合、リビングにテレビを置いているので寝室で観る習慣がない。寝る前に予約録画するのを思い出したときに、いちいちリビングまで行く手間が省けるようになったのが便利だと感じている。

 もう一つありがたいのが、容量がいっぱいになりそうなときに録画している番組の削除がスマホからできる点だ。旅行や帰省などで長期間家を開けるときに、以前使っていたBDレコーダーでは容量が足りずに録画できなかった経験がある。そんなときも、いらない番組を出先から削除できるのでありがたい。

 有料のプレミア会員に登録すると、録画番組の録画モード変換や一括削除削除、ハードディスクの残量通知、シーン一覧一覧からの再生などのプラスアルファの機能が利用できる。もちろん、これらの機能は使えたほうが便利ではあるが、あくまでもスマホアプリはサブで使うのであれば無料会員で十分だろう。
 
無料会員でも「シーン一覧」ではネタバレしないように内容を隠してくれる。プレミア会員の場合はシーンから再生箇所が選べる(写真左)。1.3倍速で再生できるのもプレミアム会員のみ(写真右)

便利ポイント(3)iPhoneでもテレビが視聴可能に

 iPhoneにはワンセグ機能がないので、リアルタイムで放送中の番組を観る方法が限られてしまう。しかし、どこでもディーガがあれば、レコーダーを介して放送中の番組が視聴できる。使い始めるまで知らなかった機能だが、ニュースやスポーツの試合など、リアルタイムで観たいときに重宝している。
 
番組表で放送中の番組をタップするとテレビに切り替わる(写真左)。画面右上の「テレビでみる」をタップすると、続きがテレビで観られる(写真右)

 また、同アプリはDIGAのリモコンとしても使えるので、テレビで録画番組を再生しながら、スマホ側で番組表や録画一覧を参照するなどの操作が可能。普段の操作は付属リモコンで行うが、こうしたながら操作ができるのは思った以上に役立っている。

 ほかにも、スマホで撮影した写真や動画をレコーダーに転送してテレビの大画面で観られたり、手持ちのCD音源をDIGAに取り込んでスマホに持ち出して聴けたりと、使ってみて初めて知る機能が多数あった。“推し”のいる生活を送る人はもちろん、レコーダーを活用することでこれまで知らなかった世の中のトレンドを知ることもできるだろう。(TEKIKAKU・今西絢美)