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アウトドアだけじゃない! 火鉢みたいなカセットコンロ「ヒバリン」でおうち晩酌を楽しもう

レビュー

2020/10/26 19:00

 「火鉢」や「七輪」といえば、懐かしさを感じるとともに、実際に使うとなると面倒くさそうなイメージがあるだろう。とはいえ、ひと手間をかけて焼いた餅や干物はさぞかしおいしいはず。そんな好奇心を満たしてくれるのが、センゴクアラジンの「ポータブル ガス カセットコンロ ヒバリン」だ。火鉢と七輪をかけ合わせたユニークなネーミングのこの製品は、火鉢型のカセットコンロとなっており、ベランダやキャンプなど屋外でも使える。今回はそんなヒバリンを実際に使って気付いた魅力をお伝えしよう。

ユニークな形状で話題の「ポータブル ガス カセットコンロ ヒバリン」を試した

コロンとしたデザインが特徴的

 ヒバリンの最大の特徴はなんといってもそのデザイン。本体サイズは幅27.8×奥行き29.5×高さ18.8cm、重さは約2.8kg。最初見たときは「少し大きいかな?」と思ったが、「カセットコンロ+鍋」くらいのサイズ感なので、卓上で邪魔になることはなかった。

 グリルキットを外せば、五徳の上に鍋やケトルを置いて加熱できるので、カセットコンロとして屋外で使うこともできる。キャンプでちょっとお湯を沸かしたいときや、安定した火力で調理したいときなどに良さそうだ。
 
連続燃焼時間は約1時間14分。
アウトドアギアとしても役立つ

 屋外で使うとなると火が消えないか心配だが、ヒバリンは中央がやや凹んでおり、バーナー部を囲むように設計されている。この天板形状のおかげで火は消えにくく、風が拭いても燃焼を継続する。
 
風を分散させることでバーナーを保護する

 収納袋も付属しており、グリルキットを取り付けたままでもきちんと収まる。長期間使わないときは片付けられ、屋外に持ち出す際にパーツを忘れることもなくなるのでありがたい。
 
ブランドのランプマークが入った帆布の袋が付属する

つまみを回して火力を調節するだけ

 ヒバリンの使い方は一般的なカセットコンロと同じで、本体にカセットガスをセットしたら、器具せんつまみを回して火力を調節するだけ。カセットガスは本体背面のフタを開けてセットする仕様になっている。
 
カセットガスの切りかけを上側にして挿し込む。
きちんとセットされていることを確認しよう

 まずは餅を焼いてみた。焼き網に餅を載せたら、裏返しながら6~7分焼いていく。火が食材に直接当たると焦げてしまうが、ヒバリンのグリルキットには輻射プレートがついており、プレートを赤熱させて発生する熱で食材を調理するため焼きムラを抑えてくれる。
 
餅を焦がすことなく、じっくり焼き上げていく。
輻射プレートのおかげで扱いやすい印象を受けた

 焼き上がった餅はマンガのようにぷっくり膨らみ、外はカリカリ、なかはもっちりした理想の焼き餅に。正月以外に餅を食べることはほとんどなかったが、これなら普段から餅を焼いて食べる頻度が増えそうだ。
 
熱で焼くので焦げにくく、なかまできちんと加熱されていた

油の多い食材を焼くのは注意が必要

 家呑みをするならばと、続いて焼いてみたのが干物。実家から送られてきた氷下魚の干物をヒバリンで炙って食べてみたところ、思ったよりも短時間で焼き上がった。ヒバリンで焼いた干物は皮目がパリッとし、なかはふっくらした仕上がり。これはお酒が進む!
 
裏表を返しながら焼く手間さえも酒の肴になる。
魚焼きグリルとは違い、常に様子を見守れるのがいい

 ただし、煙が出やすい点には注意が必要。室内で使う際は窓を全開にしながら使わざるを得ない。また、調理する食材を選ぶ点も悩ましい。餅や魚、スルメ、野菜やきのこなどは問題ないが、脂を多く含む食材、タレやソースのかかった食材、調理中に水分が出る食材の調理は推奨されていない。ステーキを焼くことも考えたが、安全性や掃除の手間を考えて見送ることにした。
 
本体と汁受けは外れるので、汚れたときは汁受けを丸洗いできる

 火鉢や七輪のように、あえて出しっぱなしにしてインテリアとして楽しめるヒバリン。いろんな食材を炙りながら、おうち晩酌をちびちび楽しもう。(TEKIKAKU・今西絢美)

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