ソニー、世界最小・最軽量のフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7C」

 ソニーは、世界最小・最軽量システムを実現するフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7C」を10月23日に、α(Alpha)Eマウント用標準ズームレンズ「FE 28-60mm F4-5.6」を来年春に発売する。また、α用電波式ワイヤレス通信対応フラッシュ「HVL-F28RM」を12月11日に発売する。税別価格は、α7Cがオープン、FE 28-60mm F4-5.6が6万円、HVL-F28RMが2万7170円。

α7Cのレンズキット「ILCE-7CL」、ボディはシルバーとブラックの2色展開。
同梱レンズはα(Eマウント)用のFE 28-60mm F4-5.6(SEL2860)

 今回発表した新製品群は、小型・軽量を追求しながら、ソニーの最先端のイメージング技術による充実の撮影性能を凝縮している。コンパクト性を生かした高い機動力と描写力によって、日常でのスナップ撮影やVlog(ブイログ)など、より幅広いフィールドで手軽にフルサイズの高解像・高画質撮影を楽しむことができる。

 α7Cは、フルサイズCMOSイメージセンサーを搭載し、光学式ボディ内手ブレ補正機構を内蔵したデジタル一眼カメラとして世界最小・最軽量を実現。APS-Cセンサー搭載ミラーレス一眼カメラ「α6600」とほぼ同等のサイズと質量ながら、フルサイズならではの高画質撮影性能と、長時間撮影の際でも安心して使える業界最大のスタミナ性能を備えている。

 また、リアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AFなどのAIを活用した高性能AF(オートフォーカス)や、最高約10コマのAF/AE(自動露出制御)追従高速連写で、動きのある被写体を高精度に捉える。さらに、動画撮影機能も充実しており、6K相当の情報量を凝縮した高解像4K動画記録のほか、HLG(Hybrid Log-Gamma)方式による4K HDR撮影やS-Log対応で、映像表現の幅を広げる。加えて、バリアングル液晶モニタやデジタルオーディオインターフェースに対応したマルチインターフェースシュー(MIシュー)も搭載し、快適な動画撮影を楽しめる。

 FE 28-60mm F4-5.6は、世界最小・最軽量ながら、普段使いに適した焦点距離28mm60mmと、画面周辺部までの高い解像性能を実現したズームレンズ。また、最新のフルサイズミラーレス一眼カメラのAF性能を最大限に引き出す高速・高精度・高追従で静粛なAF駆動が可能となっている。

 HVL-F28RMは、カメラ本体の顔検出と連動し、被写体の人物の顔色が自然な色調になるように、カメラ側でフラッシュの光量やホワイトバランスを高精度に調整する新機能も搭載した、小型・軽量で大光量の電波式ワイヤレス通信対応フラッシュ。カメラ本体との緻密な連携によって、ガイドナンバー28(照射角50mm設定時、ISO100・m)での安定した発光制御を実現する。また、電気端子部を含む全方向の衝撃に強い新開発の「サイドフレーム補強構造金属シュー」を搭載し、高い堅牢性も実現している。さらに、シュー取り付け時に対応カメラの「外部フラッシュ設定」から調光補正などの詳細な操作ができるなど、操作性と拡張性にも優れている。