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「ニューノーマル」時代の働き方を意識、パナソニックの「レッツノート」2020年夏モデル

新製品

2020/05/28 20:30

 パナソニックは5月28日、第10世代インテルのCore i7プロセッサー(6コア)を搭載した同社歴代最速のモバイルパソコン「レッツノート」の個人店頭向け2020年夏モデル「LV9」「SV9」「QV9」と、Core i5(4コア)搭載の「RZ8」を発表。6月12日に一斉に発売する。LV9シリーズの価格はオープンで、税別の実勢価格は25万円~の見込み。

パナソニックの「レッツノート」2020年夏モデル(SV9)

 オンライン会見に出席したコネクティッドソリューションズ社モバイルソリューションズ事業部東アジア営業統括の向坂紀彦氏は「新型コロナウイルス以前からテレワークの導入で新規需要が少しずつ加速していたのが、最近になってさらに増えている。今後も需要は増えていくと考えている」と語り、新型コロナ対策の在宅勤務でモバイルPCの需要が高まっていることを指摘した。

 また、コロナと共存するニューノーマル時代にオフィスや移動中、自宅、リモートオフィスなど、さまざまな環境で使えるモバイルPCがメインのマシンになるとし、「BCP(事業継続計画)の観点からも重要だ」と語る。危機的な状況下でも事業を継続するために、レッツノートが培ってきた「高性能」「高信頼性」「モビリティ」が重要であることをアピールした。
 
コネクティッドソリューションズ社モバイルソリューションズ事業部東アジア営業統括の向坂紀彦氏
 

 インテルの第10世代Core i7の搭載にあたっては、高速性能をキープする放熱設計と、CPUの適切な電力制御をパナソニックが独自にチューニングした「Maxperformer(マックスパフォーマー)」技術を採用した。
 
「Maxperformer(マックスパフォーマー)」技術

 マックスパフォーマーが稼働していると、高いパフォーマンスを引き出すときは、CPUを最適に冷却することでフルパワーの状態が長く続く。一方で、CPUへの負荷が低い作業時は、CPUの温度を検知しながら動作周波数を細かく上下させてパワーと省電力化のバランスを最適化する。

 これにより、SV9は、5年前の第5世代CPU搭載モデルのSX4と比較して約1.9倍の処理速度のアップを実現した。LV9とSV9はバッテリ駆動時でもACアダプター接続時と同等のパフォーマンスを発揮する。

 なお、LV9とQV9では第10世代Core i5搭載モデルも用意してラインアップを強化。テレワークを意識したWi-Fi 6にも対応し、無線LANを約1.4倍に高速化している。

 LV9のCore i7搭載モデルの主なスペックは、メインメモリが8GB、ストレージが512GBのSSDでBDドライブ内蔵。ディスプレイは14.0型フルHDの解像度でアンチグレアのTFTカラー液晶を採用する。駆動時間は約18.5時間、重さは1.405キログラム。セキュリティは、顔認証対応カメラ/指紋センサー(タッチ式)/TPM (TCG V2.0準拠)の三つを採用。

 インターフェースも豊富で、USB3.1 Type-Cポート(Thunderbolt 3対応、USB Power Delivery対応)、USB3.0 Type-Aポート×3、LANコネクター(RJ-45)、外部ディスプレイコネクター(VGA)、HDMI出力端子(4K60p出力対応)、ヘッドセット端子(マイク入力+オーディオ出力)、ステレオスピーカーを搭載する。