シリーズ史上最高性能を誇る「LAVIE VEGA」誕生、写真編集に特化

新製品

2020/01/21 17:00

 全国の家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」のノートPC部門で2019年(同年1月1日~12月31日)の年間販売台数No.1を獲得したNEC。市場全体の23.6%を占める同社のノートPCはスタンダードからモバイルまで幅広いラインアップが支持を集めているのが特徴だ。

NECが1月20日に発表したノートPCの新シリーズ「LAVIE VEGA」

 そのNECがラインアップの幅をさらに広げる。“LAVIE最高性能”を謳う新シリーズ「LAVIE VEGA」が1月20日に発表された LAVIE VEGAがメインターゲットとするのはクリエイター。なかでも、フォトグラファーに特化している。色再現性にすぐれる4K有機ELディスプレイや「Adobe Creative Cloudフォトプラン」の1年間ライセンスキーの標準添付などで、写真閲覧・編集の快適性を追求した。
 
色再現性にすぐれる4K有機ELディスプレイを採用(「LV950/R」と「LV750/R」)

 キーボードの左端にショートカットキーを割り当てる五つの「プロキー」もフォトグラファーにうれしい機能だ。対応アプリはWord、Excel、PowerPoint、Lightroom、Lightroom Classic。数多くのアクションを登録することが可能で、クリエイターの編集時間を短縮したいという要望に応える。
 
ショートカットキーを割り当てる五つのプロキー
 
写真編集の時間短縮に効果てきめん

 最上位の「LV950/R」は天板にGorilla Glass 6のプレミアムガラスを採用。画面を閉じた状態でもハンズフリーで音楽再生やスケジュール確認ができる「スマートライト」機能も搭載し、マイクロソフトのパーソナルアシスタント「Cortana(コルタナ)」と連携して、スマートスピーカーライクに活用することができる。背面のロゴ部分に備わったLEDがコルタナと連動して点滅する仕組みも未来感を感じさせる。
 
最上位の「LV950/R」はプレミアムガラス天板を採用

 ラインアップは3モデル。「LV950/R」と「LV750/R」は15.6型ワイド スーパーシャインビュー 4K有機ELディスプレイ・インテルCore i7-9750Hを搭載、Wi-Fi 6対応で、最上位の「LV950/R」はメモリは16GB、ストレージがSSD1TB+Optane32GB。本体カラーはアルマイトネイビーでプレミアムガラス天板を採用している。重量は約1.9kg、薄さ18.3mm、バッテリ駆動時間は約10.2時間。価格はオープンで、税別実勢価格は28万4800円前後。

 「LV750/R」はSSD512GB+Optane32GBと若干ストレージ容量は減るが、「LV950/R」よりやや薄く軽い。プレミアムガラス天板ではないが、カラーの選択肢はアルマイトネイビーとアルマイトシルバーの2種類を用意する。メモリは8GB、バッテリ駆動時間は約10.4時間。価格はオープンで、税別実勢価格は25万4800円前後。

 唯一のAMDモデルである「LV650/R」は15.6型ワイド スーパーシャインビュー LED IPS液晶(フルHD)・Ryzen 7-3750Hを搭載。ストレージはSSD512GBで、バッテリ駆動時間は約10.8時間。「LV750/R」と同様にカラバリは2色。価格はオープンで、税別実勢価格は20万4800円前後。3モデルともに2月20日に発売する。(BCN・大蔵大輔)