エプソンからインクジェットプリンター11機種、豊富なラインアップを用意

 エプソンは、インクジェットプリンターの新製品として、大容量インクタンクを搭載した「エコタンク搭載モデル」をはじめ、全11機種を9月13日から順次発売する。価格はいずれもオープン。

 「エコタンク搭載モデル」として、A4カラー複合機に、コンパクトなスタンダードモデル「EW-M630TB/TW」、現行機種のホワイトモデル「EW-M770TW」「EW-M670FTW」「EW-M571TW」の4機種、A4モノクロプリンターに「PX-S170T」「PX-S170UT」の2機種を追加。ラインアップを強化し、今後、国内での販売を強化する。
 
全6機種のエコタンク搭載モデル
(上段:左からEW-M630TB、EW-M630TW、EW-M770TW、
下段:左からEW-M670FTW、EW-M571TW、PX-S170T/PX-S170UT)

 「EW-M630TB/TW」は、コンパクトサイズながら使い勝手のよい前面給紙を実現。発色のよい染料インクと、文字の印刷に強い「くっきりブラック」の顔料インクを搭載し、ビジネスから家庭まで幅広いユーザーに対応する。1枚あたりの印刷コストはA4モノクロ約0.4円、カラー約0.9円。カラーはブラック、ホワイトの2色。10月25日の発売で、税別の実勢価格は4万円台前半の見込み。

 エコタンク搭載モデルとして世界に先駆けて投入するホワイトモデル3機種は、ユーザーからの強い要望を受け、製品化した。10月25日の発売で、税別の実勢価格は「EW-M770TW」が5万円台後半、「EW-M670FTW」が5万円台中盤、「EW-M571TW」が3万円台中盤の見込み。

 「PX-S170T」「PX-S170UT」は、レーザープリンターからの置き換えに適した単機能プリンター。にじみの少ない顔料インクを採用し、前面給紙とコンパクトサイズによる高い設置性、10万ページの高耐久性を実現した。1枚あたりの印刷コストはA4モノクロ約0.4円。10月5日の発売で、税別の実勢価格は、無線LAN接続とUSB接続に対応した「PX-S170T」が2万円台中盤、USB接続のみの「PX-S170UT」が2万円台前半の見込み。

「カラリオ」とハガキプリンタも

 個人ユース向けの「カラリオプリンター」のラインアップは、全4色のA4カラー複合機「EP-881AW/AB/AR/AN」、ホワイト、ブラックの2色を揃えるスタンダードモデ「EP-811AW/AB」、コンパクト名A4単機能プリンター「EP-711A」の3機種。ハガキプリンター「PF-81(PF-81-2019)」も投入し、4機種同時に9月13日に発売する。
 カラリオ新製品は、iOSの場合、プリンター本体に表示したQRコードを、スマートフォン/タブレット端末標準のカメラアプリで読み取るだけでワイヤレス接続できるようになった。Androidの場合でも、スマートフォン/タブレットのアプリで認識されるプリンターを選択するだけで接続が可能になる。
 
カラリオプリンター
(上段:左からEP-881AW、EP-881AB、EP-881AR、EP-881AN、
下段:左からEP-811AW、EP-811AB、EP-711A)

 「EP-881AW/AB/AR/AN」は、A4サイズのコピー・スキャンに対応。交換可能なメンテナンスボックスを採用し、ユーザー自身が「廃インクエラー」を解消できる。カラーはホワイト、ニュートラルベージュ、ブラック、レッドの4色で、ブラックとレッドは本体の質感をこれまでのマットから光沢へ表面の仕上げを変更し、美しさを際立たせた。

 「PF-81」には、2019年の干支・亥のデザインを中心に、有名作家の作品など300種類のデザインを収録した「年賀状デザイン集2019」が付属する。また、新たに元号を編集可能な機能と、住所録を印刷できる機能を追加した。なお、既存の「PF-81」ユーザーも、ファームウェアのアップデートによって最新機能を利用できる。
 
2019年モデルとなるハガキプリンターPF-81

 税別の実勢価格は、「EP-881AW/AB/AR/AN」が3万円台前半、「EP-811AW/AB」は2万円台中盤、「EP-711A」は1万円台後半、「PF-81-2019」は5万円台中盤の見込み。
 
PX-S5010

 このほか、A3ノビ対応ビジネスインクジェットプリンター「PX-S5010」を10月5日に発売する。従来機種「PX-1004」と比較して体積比約65%と大幅な省スペース化を実現。前面給紙カセットと背面トレイを標準で備え、2WAY給紙、レーベル印刷に対応する。オンラインショップの「エプソンダイレクトショップ」での販売価格は税別2万5980円。