住む人にあわせて進化、日本初のAI搭載マンション

新製品

2018/06/11 16:00

 今年2月に竣工した東京都港区芝2丁目の新築マンション「LUXUDEAR(ラグディア) 芝公園」は、「日本初のAI搭載マンション」。スマートスピーカーや各種センサーで構成するスマートホームAIが住む人の生活習慣を理解し、居住者に快適な空間をともに作っていく。

「LUXUDEAR 芝公園」の外観イメージ(左)とアクセスマップ

 投資用マンションを手がけるインヴァランスは、全43戸の自社物件「LUXUDEAR 芝公園」の2LDKのEタイプ(3戸)に、米Brain of Things(ブレイン オブ シングス)と共同開発した日本向けスマートホームAI「CASPAR(キャスパー)」を導入。入居検討者が便利に快適に暮らせる、ソフト面の付加価値を高めるためだ。

 スマートホームAI「CASPAR」は、住居内に設置したスマートスピーカー、6in1センサ、ビジュアルセンサを集約した「スーパーセンサー」から、居住者によるスマートスピーカー経由の指示、スーパーセンサーが0.05秒ごとに収集したセンシングデータをディープラーニング(深層学習)し、住居内での居住者の行動、習慣、嗜好に基づいて、照明、カーテン、エアコンを自動制御する仕組み。スーパーセンサーは、リビングダイニング、洋室、廊下など計6か所に設置する。
 
「CASPAR」の学習の仕組み

 IoTアプリ「alyssa.(アリッサ)」を手持ちのスマートフォンにインストールすれば、外出先からスマートフォンから照明、エアコン、給湯器、床暖房、玄関の鍵の操作も可能。スマホで家のエアコンや照明を遠隔操作可能なスマートホームサービスは珍しくないが、リビングの床暖房のオン/オフもできる。なお、alyssa.アプリ対応は全戸共通で、「CASPAR」非搭載の1LDK/1Rの住戸でも、スマホから照明やエアコンのオン/オフ、玄関ドアの解錠といった操作ができる。
 
2LDK(50.27m2)Eタイプの間取り

 2LDKのEタイプは5月下旬に分譲を開始し、6月11日現在、最終残り1邸となっている。販売価格は7030万円。都営三田線「芝公園」駅 徒歩5分、都営浅草線・都営三田線「三田」駅 徒歩7分など、8駅から徒歩10分以内という好立地もあり、完売間近だ。