手のひらサイズの双方向通訳デバイス「POCKETALK」、世界50言語以上に対応

 ソースネクストは、10月に製品概要を発表していた、世界50言語以上に対応した双方向通訳デバイス「POCKETALK(ポケトーク)を12月14日に発売した。カラーはブラック、ホワイトの2色。


POCKETALK

 「言葉の壁をなくす」というミッションステートメントのもと、世界50言語以上に対応した手のひらサイズの通訳デバイス。パートナーのオランダTravis社が開発し、日本国内はソースネクストの独占販売となる。

 通訳したい2言語を選び、本体に軽く触れて話すだけで、指定した言語へ訳して音声で返す。言語や利用状況に合わせて、クラウド上の複数の翻訳エンジンから最適なものを選択、翻訳することで、高い翻訳精度を実現しており、複雑な長い文章の翻訳にも対応している。なお、一部言語はテキスト翻訳結果の表示のみとなる。

 本体は対面コミュニケーション専用として設計しており、1.3インチの液晶ディスプレイ、人混みでも声を認識しやすいノイズキャンセル機能付きデュアルマイク、騒がしい場所でも使えるダイナミックスピーカーなどを搭載する。

 翻訳にはインターネット接続が必要で、Bluetooth、無線LAN(Wi-Fi)に加え、nanoSIMスロットに世界61か国で使える専用グローバルSIMを挿入すると、世界中でWi-Fi設定なしに使える。サイズは幅60×高さ110×奥行き16mmで、重さは約90g。

 税別価格は本体のみが2万4800円、本体+専用グローバルSIM(2年)のセットが2万9800円。家電量販店などで販売するほか、レンタルサービスとしてエンドユーザーに貸し出すなど、多くの企業で取扱いが決定。2020年までに50万台の販売を目指す。

 なお、ソフトバンクが厳選した最新IoT製品を体験型で展示する「Future Marketing Unit」に採択され、12月25日から2018年1月19日まで、旗艦店「ソフトバンク銀座」の「Future Marketing Unit」コーナーに登場する。