ソニーが新サウンドバー、コンテンツの進化に合わせて視聴環境の整備を

新製品

2017/10/10 17:50

 ソニーは、最新の音声フォーマットに対応し、リアルな3次元の立体音響を実現したフラグシップモデルサウンドバー「HT-ST5000」を11月18日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は16万円前後の見込み。


サウンドバー新製品「HT-ST5000」

 フルHDの4倍の解像度の映像を収録可能な「Ultra HD Blu-ray」が採用している、最新の音声フォーマット「Dolby Atmos」や「DTS:X」に対応。天井に音を反射させ、頭上から響くような立体音響を実現する新開発の「ドルビーアトモスイネーブルドスピーカー」を左右に内蔵し、バースピーカーとワイヤレスサブウーファーだけで3次元の立体音響を楽しめる。さらに、アップミキサー「ドルビーサラウンド」と「Neural:X」によって、「Dolby Atmos」や「DTS:X」に対応していないコンテンツでも、3次元の立体音響で実現する。
 

天井に音を反射させる「ドルビーアトモスイネーブルドスピーカー」

 複数のスピーカーを直線状に並べたアレイスピーカー配置とソニー独自の波面制御技術を搭載した「S-Force Pro フロントサラウンド」でエネルギッシュな音の密度と豊かな広がり感をもたせた。
 

複数のスピーカーを直線状に並べた「アレイスピーカー」

 フラグシップモデルとしては、各チャンネルをそれぞれ独立して駆動できるバイアンプ、サブウーファー、ハイレゾ対応、薄型テレビ「ブラビア」と一緒に設置しやすいよう配慮した設計、高級感のあるアルミ素材など、細部までこだわった。また、情報量の多い「Ultra HD Blu-ray」の音声を余すことなく再生する「ロスレス音声」をサポートするほか、HDR規格の「Dolby Vision(ドルビービジョン)」のパススルーに対応する。
 

NFCによるスマホ接続に対応

 NFCやBluetoothスマートフォンと接続できるだけでなく、USBメモリとも接続できる。また、「Google Home」や2017年内に発売予定のソニー製スマートスピーカーとも連携できる。実用最大出力は、フロントが50W×2と50W×2、センターが50W×6(サラウンド用)、トップが50W×2、サブウーファーが200W。ワイヤレスリモコン、HDMIケーブル(4K60p 18Gbps対応 1.5m)、壁掛けテンプレートなどが付属する。