AIが調理準備の手伝いやメニューを提案、シャープの水なし自動調理鍋

新製品

2017/10/02 12:24

 シャープは、音声で案内する独自のAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応した水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック KN-HW24C」を10月26日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は7万5000円前後の見込み。


ヘルシオ ホットクック KN-HW24C

 無線LAN機能を新たに搭載し、AIが必要な食材や調味料から、下準備の手順までを本体画面に表示する。

 「COCORO KITCHEN」は、住んでいる地域や出身地、好きな旅行先や味の嗜好、好みの食材を使った新しいメニューなど、それぞれの生活に合ったメニューを提案する。また、季節の食材を使ったメニューやイベントに合わせたメニュー、話題のメニューなど、時節や旬な情報を元にしたメニューの提案や、健康を気遣ったメニューの提案を行う。
 

調理の手順や必要な食材と調味料を画面と音声で教えてくれる

 食材と調味料をセットするだけで料理ができあがる、自動調理メニューは130種類。さらに、「COCORO KITCHEN」に接続すると、新たなメニューをダウンロードして追加できる。カテゴリ別や食材別など、検索機能も充実している。
 

メニュー例

 操作画面は、従来機種「KN-HT24B」と比較して約1.4倍に大型化。従来は番号で表示していたメニューを文字表示に変更し、表示内容をわかりやすくした。また、新たに内鍋の汚れを落としやすくする自動の「お手入れ」メニューを搭載し、手入れしやすくした。

 「無水調理」は、通常の鍋による調理と比較して、大根のビタミンCを約1.7倍、ほうれん草の葉酸を約2.2倍多く残すことができる。また、ふたの内側に施した「旨みドリップ加工」によって、食材から出た旨みを含む蒸気を水滴に戻して内側に戻すため、必要最低限の調味料で、旨みを活かした料理が作れる。同様の無水調理が可能な自動調理鍋は、各社から続々と登場している。