パナソニック、4K有機ELテレビに77V型を追加、4K液晶テレビ3機種も

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2017/09/01 12:00

 パナソニックは、4K対応の有機ELテレビ「4Kビエラ EZ1000」シリーズに77V型の「TH-77EZ1000」を追加し、9月22日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は250万円前後の見込み。


TH-77EZ1000

 有機ELパネルの性能を最大限に引き出す、新・画質処理エンジンを組み合わせた「ヘキサクロマドライブPLUS」によって、「ビエラ」シリーズ史上最高の画質を実現。4Kの829万画素を1画素単位で制御できる、自発光方式の有機ELパネルを採用することで、完全な黒を実現し、きめ細やかな色彩と高コントラストな映像を実現した。

 さらに、プラズマテレビで培ったノウハウによるチューニングで、暗いシーンでも滑らかで豊かな階調表現を実現し、暗部でのノイズ発生を抑え、暗いシーンの微妙な差異までしっかりと描くことができる。明るいシーンについても、極端に明るい部分を映し出す際に、その周囲に発生する色帯の発生を抑え、自然な階調とリアルな色合いの映像を実現した。

 このほか、独自開発の測色ツールを使用した、業務用マスターモニターにきわめて近い色再現性「ΔE=0」や、高精度な3D-LUT(ルックアップテーブル)補正による中高輝度域だけでなく低輝度領域での忠実な発色を実現しており、黒再現のポテンシャルをさらに引き出す「暗部階調スムーサー」、周囲の光の反射を抑え、黒の締まりをよくする「ブラックフィルター」を搭載する。これらの高画質化技術によって、HDR規格だけでなく、4K/HDRのUltra HD ブルーレイ映像をクリエイターの意図通りに楽しめる「Ultra HD Premium」認証も取得している。

 サウンド面では、音響回路設計やスピーカー構造、チューニングにおいて、パナソニックのハイファイオーディオ開発部門であるテクニクス開発陣と連携し、「ビエラ」史上最高画質にふさわしい音質を実現した。また、専用の高音質部品を採用し、オーディオ信号処理時の音の劣化の低減、歪みやノイズの低減など、徹底した音質改善に取り組んでいる。

 10月20日には、高輝度液晶パネルと「ヘキサクロマドライブ」の進化で4K映像の臨場感がアップした液晶テレビ「4Kビエラ EX850」シリーズ3機種を発売する。
 

4Kビエラ EX850シリーズ

 「ダイナミックサウンドシステム・ハイレゾ」をテクニクスの官能評価や、独自の音響解析システムによるチューニングで高音質化するとともに、デジタル放送をハイレゾ相当の音質で楽しめる「ハイレゾリマスター」を搭載した。価格はいずれもオープン。税別の実勢価格は、60V型の「「TH-60EX850」が41万円前後、55V型の「TH-55EX850」が34万円前後49V型の、「TH-49EX850」が30万円前後の見込み。