デジタル一眼レフ「EOS Kiss X9」、世界最軽量のコンパクトボディ

新製品

2017/07/04 12:00

 キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X9」を7月下旬に発売する。バリアングル液晶モニタを搭載したデジタル一眼レフカメラとしては、ブラックは世界最軽量のコンパクト小型ボディ。レンズキット専用で、ホワイト、シルバーもラインアップする。


EOS Kiss X9(「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」装着時)

 女性や初心者をターゲットとしたエントリ向けモデルながら、有効約2420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサと映像エンジン「DIGIC 7」を搭載し、1秒あたり最高で約5.0コマの連写、最高ISO25600(動画撮影時は12800)の常用ISO感度を達成。高感度撮影でもノイズを押さえた高画質な写真を撮影できる。

 本体背面には、水平方向約175°、前方回転約180°、後方回転約90°まで動かせるバリアングル液晶モニタと光学ファインダーに装備。CMOSセンサの画素が撮像と位相差AFの機能を併せ持つ「デュアルピクセルCMOS AF」を採用し、ライブビュー撮影時には0.03秒の世界最速AFを実現した。液晶モニタはタッチ操作にも対応しており、ライブビュー撮影時や動画撮影時の操作性、撮影アングルの自由度を向上させた。

 無線通信は、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、NFC、Bluetooth 4.1に対応する。Bluetoothによって、スマートフォンなどの機器との常時接続が可能で、画像や動画の転送、リモートライブビュー撮影時などの場合のみ、自動で無線LAN接続に切り替わるので、バッテリ消費を抑えられる。

 このほか、カメラ初心者にもわかりやすく親しみやすい配色やデザインの新ユーザーインターフェース「ビジュアルガイド」や、背景のボケ具合や明るさをタッチ操作で調整しながら撮影できる「自分撮りモード」、滑らかなフルHD/60p動画やタイムラプス動画など、多彩な機能を搭載する。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード(UHS-Iメディア対応)。サイズは幅122.4×高さ92.6×奥行き69.8mm。重さはカラーによって若干異なり、ブラックが約453g、ホワイトが約456g、シルバーが約407g。

 価格はオープン。税別の参考価格は、ボディ単体が6万5500円前後、交換レンズ「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」と「EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM」が付属する「EOS Kiss X9 ブラック・ダブルズームキット」が10万2500円前後、「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」が付属する「EOS Kiss X9・EF-S18-55 IS STM レンズキット」が7万4500円前後の見込み。
 

「EF-S18-55 IS STM レンズキット」ホワイト/シルバーモデルに付属する
シルバーの「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」

 「EF-S18-55 IS STM レンズキット」は、ボディカラーをブラック、ホワイト、シルバーの3色から選ぶことができ、ホワイト/シルバーモデルには、シルバーの「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」が付属する。