スタンダードな13.5インチのクラムシェル型「Surface Laptop」

新製品

2017/05/29 17:26

 日本マイクロソフトは5月26日、新しい「Surface Pro」とあわせ、個人向けに、13.5型の液晶ディスプレイを搭載したエレガントなノートPC「Surface Laptop」を7月20日に発売すると発表した。


Surfaceシリーズ初のクラムシェル型ノートPC「Surface Laptop」

 一般的なノートPCと同じクラムシェル型で、CPUにインテルのCorei5-7200Uを採用し、解像度2256×1504、アスペクト比3:2の13.5型PixelSenseディスプレイを搭載。パームレストには車の高級シート素材に使われる「アルカンターラ」を使用した。別売のSurface ペンは、筆圧1024段階に対応する。

 サイズは最薄部9.93mmで、縦223.20×横308.02×奥行き14.47mm。重さは約1252g(2.76ポンド)と、1kgを超える。バッテリ駆動時間は最大14.5時間。プラチナ、コバルトブルー、バーガンディ、グラファイトゴールドの4色のカラーバリエーションを展開する。
 

最薄部9.93mmの「Surface Laptop」

 税別参考価格は、メモリ4GB/ストレージ128GBモデルが12万6800円、メモリ8GB/ストレージ256GBモデルが14万6800円。

●OSは教育機関向けの「Windows 10 s」を採用

 OSには、Windows 10の簡易版で教育機関向けを意識した「Windows 10 s」を搭載するため、利用できるアプリは、「Windowsストア」からインストールしたものに限られる。ブラウザはMicrosoft Edgeのみで、検索エンジンもBingのみの制約はあるものの、その分、セキュリティが高くなるのが売りだ。

 一方、多様なニーズに応えるため、日本マイクロソフトでは、12月末までの期間限定で、Windows 10 Proへの無償アップグレードを提供する。有償サービスの詳細は決まっていない。
 

「Surface Laptop」を披露するマイクロソフトのパノス・パナイ氏

 来日したマイクロソフトのパノス・パナイ氏は、神奈川県の鎌倉に滞在していたエピソードを披露しながら、日本の品質への妥協のないモノづくりの姿勢を新しいSurfaceシリーズに反映させたとアピール。例えば、「Surface Laptop」では、ディスプレイを閉じたときに高級感が漂う音が出るように工夫したと説明した。
 

エレガントな4色のカラーバリエーション

 「Surface Laptop」は、移動中にひざの上に乗せて操作するシーンが多い人にとっては、Surface Proとの差別化ができるなど、一定層の需要の取り込みが見込めそうだ。(BCN・細田 立圭志)