白物家電の2016年6月国内出荷金額、14か月ぶりに前年割れ エアコンは前年並み

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2016/07/22 12:22

 日本電機工業会(JEMA)は、7月21日、調理家電・生活家電・理美容関連機器などの白物家電の2016年6月度の国内出荷金額を発表した。国内出荷総額は前年同月比94.6%の2511億円で、14か月ぶりに前年を下回った。


 製品別にみると、電気冷蔵庫は419億円(前年比85.7%)、ルームエアコンは1175億円(同99.3%)で、ともに2か月連続のマイナスとなり、電気洗濯機も240億円(同86.8%)で、6か月ぶりにマイナスとなった。これら主要製品は前年割れだったが、全体では過去10年の平均値の2435億円を上回り、4月~6月の累計でも、前年同期比100.5%と、底堅く推移している。 
 


2015年6月~2016年6月の出荷金額と前年同月比の推移

 出荷台数では、エアコンとIHクッキングヒーターは、前年を上回った。天候不順の影響もあったが、エアコンはおおむね前年並みの売れ行きだ。一方、2か月連続のマイナスとなった冷蔵庫をはじめ、洗濯機、掃除機は、軒並み前年比80%台にとどまり、電子レンジは前年比74.2%と不振だった。