パナソニック、寿命が来ても消えない!? LED電球発表会で「LEDあかり教室」を開講

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2012/06/08 19:35

 パナソニックは、6月7日、LED電球「EVERLEDS(エバーレッズ)」シリーズ3モデルを7月20日に発売すると発表した。新製品発表会では、「LEDあかり教室」で、LED電球の特徴をわかりやすく解説した。

“節電の夏”に向けていろいろなタイプのLED電球を発売する

 「LEDあかり教室」は、東京・池袋にある重要文化財「明日館」で開講。アプライアンスマーケティング ジャパン本部 商品グループ ライティングチームの浅井浩規チームリーダーが講師を務め、この夏、西日本を中心に節電が必要なこと、LED照明に各自治体が補助金を出していることを紹介した。

講師を務めた浅井浩規チームリーダー

 さらに「日本の全世帯が白熱電球1個をLED電球に交換すると、1年間で黒部ダムの発電量の1.5年分、東京23区の電力使用量の約2か月分、削減できる」と、省エネ性の高さを強調した。

 また、LED電球の寿命について、「寿命は約4万時間。4万時間を超えると明るさが約70%以下に落ちるが、白熱電球のように消えることはない」と説明した。

きらめき感を実現したクリアタイプ



 「EVERLEDS クリアタイプ40形 LDA6L/C」は、クリアタイプの白熱電球のようなきらめき感のある光を放つ。光を通す基板の上にLEDチップを配置し、さらにその基板の表面にも蛍光体層を形成したLEDモジュール「クリアガラスグローブ」を採用。下方向タイプでは不可能だった口金方向にも光を発光することができる。

シャンデリアなどに最適な「EVERLEDS クリアタイプ40形 LDA6L/C」

 また、このLEDモジュールを中空に配置する新開発の「センターマウントテクノロジー技術」によって、クリア電球に近いきらめき感をLED電球で実現した。明るさは白熱電球40W相当で、全光束は485 lm。口金はE26で、定格消費電力は6.4W。定格寿命は4万時間。実勢価格は4000円前後の見込み。

白熱電球のように300°光が広がる全方向タイプ



 「EVERLEDS 11.2W 電球色相当 LDA11LGW」は、白熱電球のような光の広がりを目指した配光角300°の全方向タイプ。白熱電球60W相当の明るさを実現し、全光束は640 lm。口金はE26で、定格消費電力は11.2W。定格寿命は4万時間。実勢価格は4500円前後の見込み。

全方向に光が広がる「EVERLEDS 11.2W 電球色相当 LDA11LGW」

昼光色相当で1050lmの明るい下方向タイプ



 光源の直下部を中心に照らす下方向タイプの「EVERLEDS LED電球 11.0W」は、昼光色タイプの「LDA11DHW」、電球色タイプの「LDA11LHW」の二つを発売する。

「EVERLEDS LED電球 11.0W」。昼光色タイプの「LDA11DHW」(左)と電球色タイプの「LDA11LHW」

 昼光色タイプの「LDA11DHW」は、白熱電球60W相当の明るさで、全光束は1050 lm。一方、電球色タイプの「LDA11LHW」は、こちらも白熱電球60W相当の明るさで、全光束は810 lm。口金はE26で、定格寿命は4万時間。定格消費電力は11.0W。実勢価格はともに4000円前後の見込み。