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快適充電生活のお供、マクセルの「Qi」対応ワイヤレス充電器「AIR VOLTAGE」にスタンドタイプが登場

レビュー

2012/02/24 21:00

 通話やメールだけではなく、外出先での情報収集、TwitterやFacebookなどでのコミュニケーションなど、日常生活で活躍するスマートフォン。使用頻度が高いだけにバッテリの消耗は激しく、充電する機会は多い。この毎回の充電でコネクタを抜き差ししていると、コネクタの破損や故障の心配がある。

スタンドタイプの「WP-QIST10」(ホワイトモデルは3月初旬発売)

充電エリアに置くだけで充電する「AIR VOLTAGE」



コネクタの破損や故障などの問題を解決するのが、ワイヤレス充電の標準規格「Qi(チー)」に準拠した充電器だ。充電エリアに対応機器をぽんと置くだけで充電が始まるので、簡単で、コネクタの消耗もない。

日本初の「Qi」対応充電器「WP-PD10」

マクセルは、「AIR VOLTAGE」シリーズとして、2011年4月に日本で初めて「Qi」対応の2台用充電器「WP-PD10」を発売。続けて1台用の「WP-PD10S」を発売した。「AIR VOLTAGE」シリーズは、充電可能エリアが広いのが特徴だ。電気を供給するコイルを複数重ねる「コイルアレイ」方式の採用により、充電エリアの位置自由度が高く、正確な位置合わせの必要がない。

充電可能面積が広く、位置自由度が高い

「WP-PD10」も「WP-PD10S」も平置きタイプだったが、1月25日、「AIR VOLTAGE」のスタンドタイプ「WP-QIST10」が登場した。カラーはブラックとホワイトで、ホワイトモデルは3月初旬の発売予定だ。

「WP-QIST10」は、「Qi」の充電器としては初めてのスタンドタイプ。「省スペースに置くことができる充電ステーションが欲しい」「スマートフォンの画面を見ながら充電をしたい」という要望に応えて開発された。充電パネルは傾斜がついているので、充電しながらスマートフォンの操作がしやすい。

また、縦置きだけではなく横置きにも対応。YouTubeやワンセグなどをワイド画面で視聴できる。充電しながらの視聴なので、当然、動画を長時間鑑賞してもバッテリ切れの心配がないし、手で持つ必要がないから、らくな姿勢で動画を見られる。この使い心地はやみつきになりそうだ。リビングやベッドサイドでも活躍するだろう。

本体を横に置いても充電できる

本格普及が待ち遠しい! 広がる「Qi」の対応機器



いま、「Qi」対応製品が続々増えている。NTTドコモの「おくだけ充電」機能搭載のスマートフォンは、「Qi」の規格に準拠している。NTTドコモは、3月31日まで、マクドナルドやナチュラルローソン、プロント、ロイヤルパークホテルなどと提携し、「おくだけ充電」の充電器を設置している。バッテリ残量がいつも気になる人には朗報だ。

「おくだけ充電」対応の「AQUOS PHONE f SH-13C」。背面のロゴが目印

また、マクセルは「iPhone 4」用の「Qi」対応専用充電カバーを販売している。このカバーを装着すれば「AIR VOLTAGE」でiPhone 4やiPhone 4Sへもワイヤレス充電ができるようになる。さらに、パナソニックの充電式モバイルバッテリや電池充電器などもある。

専用充電カバーを装着して「iPhone 4」もワイヤレス充電

今後、コンパクトデジタルカメラ、携帯用ゲーム機、生活家電など、対応機器が増えていく予定だ。また、「Qi」の充電器を常設する店舗やスペースも増えつつある。いま、使い勝手のいい充電スタンド「WP-QIST10」を買っても、早すぎることはない。快適充電生活は、味わうとやみつきになる。(フリーライター・星政明)