縮小のレンズ一体型カメラ市場、コロナが追い打ち

アナリストPOSデータ分析

2020/05/18 11:30

 レンズ一体型デジタルカメラの市場はスマートフォンの普及などが要因で縮小している。販売数量伸び率(前年同週比)は週を追うごとに悪化し、ここ最近では新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するための外出自粛が、縮小に追い打ちをかけている。


 2020年の1月1週(2019/12/30-2020/1/5)から5月1週(2020/5/4-5/10)までの伸び率をみていくと、1月1週は80.3%と約2割減で始まっている。その後週を追うごとに伸び率は悪化、レンズ一体型カメラの需要が減少していることが明らかだ。こうした背景に加え、2月末に新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、イベントが相次いで自粛となり、卒業式や入学式といったカメラ需要を押し上げる様々な行事が中止や規模縮小を余儀なくされた。3月4週の伸び率はついに50%を割り込み、4月3週以降の伸び率は3割前後で推移していることが家電量販店ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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  • ・レンズ一体型デジタルカメラ 販売数量対前年同週比
  • ・レンズ一体型デジタルカメラ メーカー別販売数量シェア
  • ・レンズ一体型デジタルカメラ 機種別ランキング

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