2020年年初から、18年や19年と比較し、電子辞書市場が縮小している。そうした状況に加え、新型コロナウイルスの感染拡大により、3月に入ると小中高校が軒並み臨時休校になったことで、市場縮小に拍車がかかっている。


 18年1月1週(1/1-1/7)の販売数量を「100.0」とした指数を算出したところ、それでも例年の季節変動と同じような、第一需要期は3月の3週・4週にあらわれた。しかし、授業が始まる4月2週に発生する第二需要期はあらわれず、昨年・一昨年の3分の1の水準まで落ち込んだことが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から明らかになった。

 新入学生の授業がリモートなどに切り替わっているため、当面購入しなくてもよい状況が、こうした現象を引き起こしていると言えそうだ。しかし今後、通常授業が始まったとしても、同規模の需要があらわれるか現状想定できない。更に、通常授業の開始がいつになるかも今のところ未定であることが、市場の先行きをより一層不透明にしている。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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