2026.7.07 19:15

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タイガー魔法瓶が土鍋炊飯器発売20周年記念のフラッグシップモデルを投入! 目指したのは料亭の土鍋ご飯

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高価格帯ゾーンの出荷台数構成比は増加基調で推移

 国内のジャー炊飯器市場に目を転じると、日本電機工業会の出荷統計で2025年度の出荷台数は前年比約101%と前年を上回ったものの、2021年度以降の大きな流れでは減少傾向にある。一方、出荷金額は逆に増加傾向を示している。

 実際に出荷金額を出荷台数で割った平均出荷単価は、2020年度から拡大基調にあり、2025年度の平均出荷単価は2万4453円で過去最高を記録した。この平均出荷単価を押し上げている要因が、5万円以上の高単価製品の伸長。2020年度の同価格帯の出荷台数構成比は27%だったが、2025年度は37%と5年間で10ポイントもアップしているのだ。
 
直近5年間の出荷金額は拡大しており
出荷単価は5年間で5000円以上アップ

 この高単価製品の伸長は、タイガー魔法瓶が展開する高価格帯のご泡火炊きシリーズの販売実績でも裏付けられており、2025年度の同シリーズの販売金額は前年比132%と伸長。同年度の販売金額ベースによるシェアは業界2位の29.1%で、2026年1~4月の累計販売台数シェアでは1位になったという。

 そこで、同社の岡本正範ソリューション本部長に高価格帯製品の今後の展望などを聞いた。

――炊飯器の高価格帯需要について、中長期的にはどうなるとみていますか?

岡本氏(以下、敬称略) 高価格帯はこれからも伸びていくと考えています。おいしいご飯を食べたいと思ったら、以前は高いお米を買うことが正解でした。しかし、最近は炊飯器が注目されるようになってきました。

 令和の米騒動を通して、炊飯器によってご飯のおいしさが変わることが認識されてきました。おいしいごはんを食べたいから、ちょっといい炊飯器を選ぶという人が増えているのではないかと思います。

――確かに高価格帯の炊飯器は、おいしさにこだわって開発されていますね。

岡本 はい。逆に高いお米を買っているのであれば、よりおいしいご飯を食べたくなります。そのような考えは確実に浸透してきていますので、高価格帯ゾーンの需要は今後も増えていくとみています。
 
タイガー魔法瓶
執行役ソリューション本部長の
岡本正範氏

――各社とも切磋琢磨して製品開発に取り組んでいますが、今の炊飯器市場の競争ポイントはどこにあると考えていますか?

岡本 機能や性能、操作性やお手入れ、デザインなど、競争ポイントはさまざまですが、大前提として、いくら比較しても実際に炊いたご飯の味は分かりません。そこで購入製品の候補に挙がるためには、ブランドとリピートが重要と考えます。

 購入を検討した際に候補になりうるブランドとしての認知度、そして使ってみて良かったという経験ですね。そのためには本当においしいご飯が炊けるという、お客様を裏切らないものづくりをしていくことに尽きると思います。

――確かに試食の機会がない限り、ご飯の味は分かりません。では、そこでタイガー魔法瓶の強みはどのようなところとお考えですか?

岡本 炊いたご飯の味は製品のハードの部分とも関連しますが、炊飯工程のプログラムと関連するソフトの部分が当社の強みと考えています。例えば、製品には数多くのコースメニューを搭載していますが、いかにエラーをなくすかが大事です。

 当社にはソフトに携わる数多くのスタッフがいて、組織としてしっかり機能しています。プログラムをつくってもエラーがないように検証するには地道な作業が必要で、年間約5トンのお米を炊いて検証作業を行っています。

――検証のために5トンですか?

岡本 そうです。非常に地味な作業ですが、お客様を裏切らないために行っています。このような作業も含めて、ご飯の味を左右するプログラミングやソフトの面には自信を持っています。

 タイガー魔法瓶では2026年の事業戦略に次の三つを掲げている。一つは、高付加価値製品の創出と国内トップシェアの奪取などによる炊飯器事業の収益拡大。二つ目は未来に向けてこだわりを持ったものづくりの推進で、三つ目はおいしさの追求と消費者ニーズに合致した製品施策と情報発信による炊飯器メーカーとしての使命の遂行である。

 同社のこだわりが結集したA100を、ホームページや家電量販店などの店頭展示でチェックしてみよう。
 

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