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TCLが98V型のフラッグシップモデルと新しいCシリーズ3モデルを発売 量子ドット+Mini LEDの高画質技術で大画面テレビのニーズに対応!

Bang&Olufsenの専用スピーカーを搭載

 一般的にテレビの高画質化は確実に進んでいるが、音についてはテレビ本体の薄さもあって、まだまだ進化の余地はある。TCLでは、その解としてデンマークの高級オーディオブランドBang&Olufsenが設計した専用スピーカーを搭載し、チューニングもBang&Olufsenが担当。TCLのオーディオ技術と組み合わせることで、プレミアムなサウンドを実現したという。
 
Bang&Olufsen の専用スピーカーを搭載

 試聴したところ、ナチュラルで非常に豊かな音がスピーカーから流れてきた。テレビに搭載されているスピーカーで再生される音は、いわゆるドンシャリ系になりがちだ。一聴するとメリハリが効いてきらびやか印象だが、その反面で音に厚みがなく、低音域と高音域がブーストされていて、ある程度の時間聴いていると疲れを感じてくる。

 しかし、X11Kのスピーカーから出てきたのは、そのようなドンシャリ系とは全く異なるフラットで、深みのある音。尖っておらず、柔らかさを感じる音といえばよいだろうか。非常にアコースティックな感じで、一般的な大画面テレビで聴く音との違いが明確に感じられた。

 また、TCLとBang&Olufsenが共同開発したBeosonic機能を搭載しており、好みによってスピーカーから出る音を「明るい」「緩やか」「温かい」「元気」という印象の音質に変えることも可能だ。

 その他、HDRピーク輝度は6500nitsで明るさと暗さの双方ともしっかりと映し出し、映像フォーマットではDolby VISIONやIMAX ENHANCED、HDR10+、サウンドフォーマットではDolby ATMOSとDTS-Xに対応。98V型の大画面で、フラッグシップの名に恥じないシアターにいるかのような視聴体験ができる。

表示画面とベゼル間の非表示エリアがほぼゼロのC8K

 Cシリーズ3モデルは、同社の量子ドット Mini LED 4Kテレビでそれぞれプレミアム、ハイエンド、スタンダードに位置づけられるモデルだ。
 
プレミアムモデルのC8K(左)と
ハイエンドモデルのC7K(中)、スタンダードモデルのC6K(右)

 CシリーズにはX11Kと同様に全領域ハローテクノロジーを採用しているが、X11Kとは若干異なるスペックの技術もある。また、プレサイスローカルディミングで制御する分割エリアも98V型で比較するとX11Kの1万4112に対して、C8Kは3840、C7Kは2048、C6Kは512と違いがある。

 HDRピーク輝度もモデルによって異なり、98V型で比べるとC8Kは5000nitsで、C7Kは3000nits、C6Kは2000nits。サウンド面でもC8KとC7KはX11Kと同じくBang&Olufsenのスピーカーを搭載しているが、C6Kはオンキヨーの2.1chシステムだ。

 液晶パネルは各モデルによって採用したタイプが異なる。C7KはX11Kと同じCrystGlow HVAパネルだが、C6KはHVAパネルで、C8KはCrystGlow WHVAパネルが採用されている。CrystGlow WHVAパネルは低反射フィルムによって画面への映り込みを低減するとともに、画面の四隅にある非表示エリアを極限までなくしたVirtually ZeroBorderとなっている。
 
C8K(左)はVirtually ZeroBorderにより右の画像と比べると
ベゼルと表示画面の間の非表示エリアがほとんどない

 2024年のMini LEDテレビ出荷台数世界1位というTCLが自社とTCL CSOTの最新テクノロジーを導入して製品化したX11KとCシリーズ。98V型のみで200万円近い価格のX11Kを除いて、Cシリーズは画面サイズやグレードなど、予算に合わせて選択できる幅が広い。店頭で、その映像と音声を体験してみよう。

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