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シャープの「超音波ウォッシャー」がリニューアル 従来機よりも汚れ落ちスピードが約25%アップ

新製品

2023/07/03 17:30

 シャープは、超音波振動で衣類や布製品の部分汚れを落とす「超音波ウォッシャー UW-X1」を7月14日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は2万2000円前後。

なぞって洗う部分洗い専用の
「超音波ウォッシャー UW-X1」

超音波の力で衣類に付いた汚れを落とす

 シャープは2016年9月に超音波ウォッシャーの初号機であるUW-A1を発売。18年6月には充電のためのUSB端子部に防水対応を施したUW-A2とスリムタイプのUW-S2を売り出し、累計出荷台数は約23万台を記録した。

 同社が実施したアンケートによると、製品に対するユーザーの満足度は高く、今後に期待するポイントには、約6割が今よりも短時間で汚れが落ちることと回答。新製品のUW-X1は、ユーザーの期待に応えるべく汚れ落ちがスピードアップしている。
 
超音波ウォッシャーはユーザーから手軽に使用でき、
汚れ落ちが早いと評価されている

 超音波ウォッシャーは洗面台に水を溜めて、その中に衣類や布製品を浸す。汚れを落としたい部分に本体の先端部を当てて、なぞるように動かすと汚れが落ちるというものだ。

 本体先端に搭載された金属の超音波ホーンは、毎秒3万8000回の超音波振動を発する。この振動が、水を含んだ繊維の隙間に微細な真空の泡を大量に発生させ、泡が弾ける時の力で衣類に付着した汚れを落とす。
 
超音波ホーンが非常に細かく振動し、
振動によって発生した泡が汚れを弾き飛ばす

 襟や袖に付いた皮脂汚れ、化粧品、食べこぼしの汚れなどが素早く落ちるだけでなく、叩いたりこすったりしないので布傷みを抑えられる。手洗いではないので、手荒れやネイルなどを気にすることなく使用できるのもポイントだ。
 
使い方は水に浸した衣類に
本体先端の超音波ホーンを当ててなぞるだけ

専用充電台で使い勝手も向上

 新製品は超音波ホーンに強化アルマイト加工を施し、表面の被膜は従来機よりも2倍の厚さとなった。これにより酸素系漂白剤との併用ができ、衣類に漂白剤をスプレーして数十秒置いた後に使用することで、衣類の黄ばみなどもキレイになる。
 
使用できる漂白剤は酸素系で、
塩素系漂白剤は使用不可キャプション

 従来機は消費電力が7Wだったが、新製品では10Wに変更した。出力を上げることで、泡の発生が増えてパワーがアップ。従来機では約60秒かかっていたワイシャツの襟汚れが約45秒で洗浄でき、汚れ落ちのスピードが約25%向上した。

 充電時間は約5時間で、使用可能時間は約30分。これは従来機と同じだが、新製品では専用充電台による無接点充電対応となった。ACアダプターで接続した充電台に本体を置けば、使いたいときにすぐに使える。使い勝手も従来機から向上しているのだ。
 
本体がコンパクトで、
洗面台に専用充電台を置いてもジャマにならない

 用途は衣類だけではない。泥汚れが付いたスニーカーや布製家具などにも使える。これら丸洗いがしにくいアイテムの場合は、霧吹きで汚れた部分に水を付けて使用する。

 布傷みを抑えて、ピンポイントの汚れ落ちに対応するUW-X1。これまで手洗いで行っていた襟や袖口の予洗いが手荒れを気にせず簡単にできて、汚れを落とせる。衣類に付着する皮脂や汗が気になる夏場、店頭でチェックしよう。(BCN・風間 理男)
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