ミズノ、話題の「ドライビングシューズ」に「女性向け小サイズ」を追加

ファッション

2023/06/28 19:00

 ミズノは6月20日から、2022年9月に発売して以来、話題となっているドライビングシューズ「BARECLUTCH(ベアクラッチ)」のサイズに、女性も履ける22.0、22.5、23.0、23.5、24.0cmを加えた。それまでは24.5~28.0cmだったが、ハイヒールなどを履く女性からもドライビングシューズのニーズが挙ったことからサイズを拡充した。カラーはホワイト、ブラック、ネイビーの3色。ミズノの直販サイト価格は1万4850円。

ミズノのドライビングシューズ
「BARECLUTCH(ベアクラッチ)」

トレーニングシューズの知見を反映

 BARECLUTCHは、運転時のペダル操作と歩行時の快適性を両立させた新しいドライブ体験を生み出すシューズだ。従来のドライビングシューズは、ペダル操作時の足裏の感触を優先するあまり、薄く硬いソールは歩行時に小石を踏むと痛いなどの課題があった。

 ミズノは、スポーツにおけるトレーニングシューズの知見を反映し、快適なペダルの操作性を損なうことなく、日常履きのクッション性を実現するなど、薄すぎず、厚すぎないドライビングシューズの開発に成功した。
 
ペダルの操作性と日常履きのクッション性を両立

 具体的には、トレーニングシューズ開発で培った感触の伝達技術を活用し、足裏の感度を高める「MIZUNO COB」を採用している。足裏と接するミッドソールの上面にアウトソールの凹凸と連動する凹凸構造を配し、アウトソールから入力される情報を足裏により正確に伝える。これにより、日常履きに使える快適さをキープしながら、運転時のダイレクトなペダルフィールを提供する。
女性も履ける
22.0、22.5、23.0、23.5、24.0cmを追加
 
アウトソール

安定したペダル操作を実現する「ラウンドソール」

 また、安定したペダル操作を実現するため、床面への足の接地を安定させる「ラウンドソール」を採用。アウトソールのかかと部分を、丸みを持たせてアッパーの側面部、後方部まで巻き上げる形状にすることで、床面との接地面積を増やしている。その結果、かかと部分を軸にした足の前後左右の動きがしやすくなり、安定したペダルの踏み込み、踏みかえ操作を実現する。
 
普段履きでも使える

年間販売目標を4カ月でクリア

 ミズノは、21年7月からドライビングシューズのテストマーケティングを実施しながら、年間販売目標を6000足に設定して22年9月から販売を開始。発売後すぐに話題になり、わずか4カ月で目標を達成した。その後、発売からの販売目標を1万足に上方修正した。

 今回、女性も履ける小サイズを追加。ミズノの担当者によると、次回の商品開発に向けて販売後、様々な意見を収集しており、現在、職業ドライバー(バスやタクシー)へのテストも実施中だという。今後のラインアップも楽しみだ。(BCN・細田 立圭志)
ギャラリーページ