ムーミンも一緒に出発確認! 「Moi!MOOMIN HANNO ラッピングトレイン」出発式レポート

イベント

2023/03/06 18:30

 西武鉄道は3月5日、ムーミンのキャラクターをあしらった「Moi!MOOMIN HANNO(モイ! ムーミン はんのう)ラッピングトレイン」の出発式とテープカットを飯能駅4番ホームにて開催した。来賓3名の挨拶に続き、ゲストとしてムーミンが登場。西武鉄道 運輸部の大橋 正飯能駅管区長とともに、ラッピングトレインの出発合図を行った。

ムーミンと飯能駅管区長の出発合図の様子(記者撮影)

ラッピングトレインで埼玉と西武鉄道沿線を盛り上げよう!

 このラッピングトレインは、年間480万人の交流人口を目指す埼玉県飯能市のまちづくり方針に基づき、西武鉄道と奥むさし飯能観光協会が実施する「水と緑の交流拠点・飯能街なか回遊・認知向上促進事業 Moi!MOOMIN HANNO」の一環。同日から、市内5カ所の観光施設のうち、3カ所をめぐるとムーミンのオリジナルコースターがもらえるデジタルスタンプラリーも開始した。
 
Moi!MOOMIN HANNOラッピングトレインの走行位置は西武線アプリで確認できる

 最初に挨拶した西武鉄道の藤井 高明取締役 常務執行役員鉄道本部長は、まずは「Moi」の由来(フィンランドの言葉で「やあ」といった軽い挨拶、「こんにちは」の意味)を説明。今回の取り組みを通じて鉄道への関心を高め、インバウンドをはじめとする観光客にムーミンバレーパークや市内観光地、さらには山間部の吾野地区、名栗地区にも足を延ばしてもらい、「水と緑を各所で感じてほしい」と話した。
 
左から、西武鉄道 運輸部の大橋飯能駅管区長、
西武鉄道の藤井 高明取締役 常務執行役員鉄道本部長、
奥むさし飯能観光協会の中里 忠夫会長、
ライツ・アンド・ブランズ/ムーミン物語の伊東久美子社長(写真提供:西武鉄道)

 また、ムーミンのライセンスを管轄するライツ・アンド・ブランズ/ムーミン物語の伊東久美子社長は、2019年3月16日のムーミンバレーパーク開業直後から、パークに向かう道中も楽しめるラッピングトレインを検討していたものの、すぐに新型コロナが発生したため棚上げとなり、ようやくコロナが落ち着いたため実現に至ったと、これまでの経緯を説明。「ラッピングトレインで電車に乗って来る道中も楽しんで、乗らない方もムーミンを見て癒されてほしい」と語った。
 
嬉しさのあまり応援にかけつけたムーミン

 「Moi!MOOMIN HANNO」をデザインした専用ヘッドマークをつけたラッピングトレインは10両編成の40000系車両で、2両ごとに異なるデザインやキャラクターを楽しむことができる。オリジナルマナーステッカーなど車内にまでこだわった。走行位置・発着駅は西武線アプリの「列車位置」から確認できる。
 
Moi!MOOMIN HANNO ラッピングトレイン 側面

 記念セレモニーに際して、西武鉄道 運輸部の大橋飯能駅管区長は「ムーミンとその仲間たちがあしらわれた、癒されるデザインのラッピングトレインにご乗車いただき、自然豊かな飯能エリアへぜひお越しください」とコメントを寄せた。
 
Moi!MOOMIN HANNO 街なかデジタルスタンプラリーの対象施設マップ(左)と、
クリア賞のオリジナルコースター (C)Moomin Characters

 3月13日からマスクの着用について厚生労働省の定めるガイドラインが変更され、原則「個人の判断」に変わる。ラッシュ時など混雑した電車・バスは引き続き、周囲への配慮としてマスク着用が推奨されるが、春の新生活シーズンにぴったりな明るい北欧テイストのデザインが目を引くラッピングトレインでPRする飯能エリアをはじめ、今春は、各地の観光地に遊びに出かけてみてはいかがだろうか。
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