GWは家族みんなでたこ焼きづくり|我が家で人気のベスト具材

レビュー

2022/05/01 14:00

 家族で過ごす時間がたっぷりあるゴールデンウィーク。お出かけもいいけれど、長い休み中ずっと外出するわけにもいかない。おうちで楽しむなら、家族みんなでたこ焼きづくりがおすすめ。たこ焼きなら、具材もアイディア次第で自由に楽しめて、つくる楽しみも合わさって家族の団らん時間が充実すること間違いなし。我が家で人気のベスト具材を紹介する。

ゴールデンウィークはおうちでたこ焼きづくり

具材でアレンジ無限大|おいしいおすすめ具材

 たこ焼きの具の基本はたこである。そんなのは当たり前だが、家族みんながたこ好きとも限らない。
小さな子どもは、たこがのどに詰まったりしないか心配な場合もある。
 
久しぶりにたこ焼き器を出してやる気を出す(筆者撮影)

 そんな場合、具材でアレンジしよう。どんな具材にするかを家族で相談して買い物に行くところから始めたい。
準備する時間もまた、みんなで楽しめる素敵な時間となるだろう。

 今回、筆者の家族が準備したのは以下の王道とアレンジ、チャレンジの三パターンの具材だ。

<王道具材>
・タコ、紅しょうが、天かす

<アレンジ具材>
・チーズ、ウインナー、焼き鳥缶詰、ちくわ、カニカマ、メンマ、コーン、焼きたらこ、うずらの卵
 
家族みんなで相談して決めた具材たち(筆者撮影)

<チャレンジ具材>
・一口サイズのラーメン味の菓子、一口サイズの揚げせん
 
変わりダネとして菓子も準備(筆者撮影)

 甘い系の菓子は、だしの効いたたこ焼きの生地にはあまり合わないだろうと思い、あまじょっぱい系の菓子をセレクトしてみた。

 甘い系の菓子を具材にしたい場合、生地はホットケーキミックスなどを使って、たこ焼き器で一口カステラ風にして楽しむといいだろう。

我が家で人気だった具材ベスト3

 さまざまな具材でたこ焼きをみんなでつくって食べてみた結果、好評だった組み合わせを三つ紹介する。第3位は、うずらの卵の水煮。なんといっても見た目の面白さは一番だった。味もダシの効いた生地とよく合い、子どもに大人気だった。

 ただ、卵の中がかなり熱くなるため、一口で食べてしまうのはやけどの危険があるので注意していただきたい。
 
うずらの卵の水煮はインパクトあり(筆者撮影)

 第2位はメンマ。食べた時の歯ざわりがよく味もいい。どちらかというと大人の味。やさしい味の生地には、食感や味にパンチのあるメンマがよく合う印象だった。
 
メンマはたこ焼き器に入りやすいように一口サイズにカット(筆者撮影)

 第1位は焼き鳥の缶詰。子どもも大人も大絶賛のおいしさだった。サイズもたこ焼きの具材としてぴったり。ソースをかけなくても、そのままでも十分おいしい。
 
焼き鳥の缶詰は缶を開けるだけで準備も簡単(筆者撮影)

 番外編は、一口サイズのラーメン味の菓子。揚げせんは、水分を含むと歯につく感じがして食感がいまいちだった一方で、ラーメン味の菓子は水分を含むともちっとして、チキン風味がいいダシになっておいしかった。

オリジナルソースでさらに増える味のバリエーション

 たこ焼きの具材のアレンジを紹介したが、アレンジは具材だけではなくソースも考えるとより楽しい。今回は、市販のたこ焼きソースとマヨネーズ。鰹節、青のりのほかに、たらこマヨ、ポン酢、白だしを準備した。
 
たらこマヨ、ポン酢、白だしを準備(筆者撮影)

 白だしを使うと明石焼き風になる。ダシにつけると、たこ焼きが少し冷めて食べやすくなる。

 他にも、ウインナーやチーズ、コーンなどの具材にはケチャップやマヨネーズがよく合う。味がやさしい具材には、後乗せで紅ショウガをかけると味が引き締まっておいしい。

 冷蔵庫をのぞいて、どの具材のたこ焼きに、どのソースが合うのか考えるのも楽しい。オリジナルのたこ焼きづくりは、具材とソースの組み合わせでバリエーションは無限大に広がる。

たこ焼きを上手につくる簡単なコツ

 たこ焼きづくりには、簡単なコツがある。せっかくつくるなら、うまくいくコツを押さえた上でつくりたいものだ。

 まず、ひとつは生地をたくさん入れること。穴の中だけでなく、たこ焼きプレート全体に行き渡るように生地を入れると、丸い形のたこ焼きができる。

 二つ目は、油を多めに入れること。生地を入れる前に、しっかりと油をなじませる。それによってたこ焼きを返しやすくなる。また、仕上げに油を少し入れる。そうすると表面がかりっとした揚げ焼き状態になり、中はとろっと、外はカリカリの理想的なたこ焼きになる。

 三つ目は、たこ焼きを返し始めたらよく回す。まわりの生地を寄せながらたこ焼きを返したら、そのまま放置せずに、なるべくたくさん回すと、きれいな丸い形に整う。回すことで焼きムラも少なくなる。

 たった三つのポイントだが、これだけを意識してつくるだけでも、形のいいおいしいたこ焼きが出来上がるので参考にしていただきたい。

みんなで一緒につくるたこ焼きは食育にもつながる

 たこ焼きは食べるだけではなく、つくる作業も楽しい時間の一つだ。普段、料理をしない子どもや大人も、見様見真似でたこ焼きづくりに挑戦できる。

 小さな子どもがいる場合、やけどの危険があったり上手につくれないこともあるが、例えば具材を入れるだけでも立派な料理だ。

 小学生以降の子どもなら、たこ焼きを最初から最後までつくることも可能だろう。自分たちでつくる経験は、食事の興味を高められる。

 たこ焼きづくりは、子どもたちにとって学びの機会になる。楽しみながら食育できるのは親としてもうれしい限りだ。

普段がんばっている主婦&主夫はちょっと休憩

 主婦や主夫に休みはないと言うけれど、ゴールデンウィークぐらい楽をしたいもの。食事の後片付けも、たまには簡単にぱぱっと終わらせる工夫をしてみてはどうだろうか。

 例えば、たこ焼きの皿を使い捨ての紙皿にしたり、飲み物のコップを紙コップにしたり。いつもと違う食器を使うだけでも、雰囲気が変わり子どもたちもワクワクするし、使い捨ての皿やコップなら片づけもみんなでできる。

 家族みんなを巻き込んで、準備から片づけまでを一つのレジャーにしてしまうのだ。日頃、家族のために家事に励んでいる人は少し楽ができて、より家族と一緒の団らんの時間を楽しめるだろう。
 
洗い物も減らせるだけ減らしてみよう(筆者撮影)

みんなでつくるからいい|GWは楽しくおいしいたこ焼きづくり

 ゴールデンウィークに何をしようか悩んでいる人には、今回紹介した具材をアレンジしたたこ焼きづくりを家族みんなですることをぜひおすすめしたい。

 準備から片づけまでを家族みんなで計画的に実行すれば、たこ焼きづくりは立派な一つのレジャーになる。人が多ければ多いほど具材のアイディアは増えるので、思いもよらないおいしいたこ焼きに出会えるかもしれない。

 片づけも簡単にできるように、紙皿を使ったり紙コップを使ったりして洗い物を減らし、みんなが簡単に片づけられるように工夫するといい。

 ゴールデンウィーク中に、毎回食事のメニューを考えるのは億劫に感じることもあるだろう。たこ焼きづくりなら、楽しい時間もおいしい時間も両方を叶えてくれる。ぜひ、オリジナルの絶品たこ焼きアレンジメニューを探し出してもらいたい。(GEAR)