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Amazon純正の完全ワイヤレスイヤホンは何が凄い? 「Echo Buds」は“持ち歩けるEcho”だった

 いまやヘッドホン・イヤホンカテゴリーにおける主流派になりつつある、完全ワイヤレスイヤホン。多くのオーディオメーカーが参入しているが、2022年における注目株がAmazonの「Echo Buds」だ。米国では第1世代を19年1月、第2世代を21年4月に販売を開始。日本では未発売だったが、今年2月にようやく上陸を果たした。競合がひしめくなかで、Echo Budsはどのような差別化を図っているのか、レビューしながら確かめてみた。

ついに日本に上陸したAmazonの完全ワイヤレスイヤホン
「Echo Buds」をレビュー

 今回、日本で販売する「Echo Buds」は最新の第2世代モデルとなる。まずは外観からみていこう。デザインについてはイヤホン・充電用ケースともにスタンダードな印象だ。イヤホンはハウジングが、まるっとしていて柔らかな印象を受ける。表面にさりげなく刻印されたAmazonのロゴも可愛らしい。カラーはブラックとホワイトの2色を揃えている。
 
スマイルロゴは装着時のイヤホンの向きを合わせる目安にもなってくれる

 充電ケースは、USB-C充電のみに対応するタイプとワイヤレス充電にも対応するタイプの2モデルを用意している。バッテリ持続時間はイヤホン単体で最大5時間、充電ケースを合わせると最大15時間。15分間の充電で最大2時間分のチャージができる急速充電機能を搭載する。このあたりのスペックは標準的といえるだろう。
 
ワイヤレス充電対応モデルも用意

 Echo Budsが一般的なイヤホンと異なるのは、なんといってもAmazonの音声アシスタント「Alexa」と連携することだ。音楽をただ聴くだけでなく、音声操作でさまざまなスキルをこなすことができる。そのため、セットアップ時は、再生機器からすぐにペアリングすることはできない。まずは、Alexaアプリと紐づける必要がある。手順はAmazonのEchoやFire TV Stickと変わらない。

 セットアップでは「Alexaで探す」を有効にしたり、ワークアウトプロフィールを設定したりすることもできる。IPX4の防水・防塵性能を備えているので、トレーニング中のイヤホンとしても十分に活用できそうだ。セットアップが完了すると、ホーム画面からイヤホンの状態(ノイズキャンセリング機能のON/OFF、バッテリ残量など)を確認できるようになる。
 
最初に使用するときはAlexaアプリと連携する必要がある

 実際に音楽を聴いてみると、非常にクリアなくせのない音質が印象的だった。特に高音は伸びがあり、ボーカルが聞き取りやすく感じた。一方で好みの問題というレベルだが、重低音は少しおとなしめ。アプリで音質をカスタマイズする機能などがあればよかったのだが、現時点で実装はされていない。

 ノイズキャンセリング機能の精度は高く、雑音をしっかりかき消し、かつ音質への影響も最小限にとどめていた。外音も取り込むアンビエントサウンド機能への切り替えも可能で、こちらもちょうどよいバランスにコントロールされていると感じた。なお、音楽の再生/停止、曲送り/戻し、ノイズキャンセリングおよびアンビエントサウンドの切り替えはいずれもハウジング部をタップして操作する。

 肝心のAlexa連携機能については、想像以上にいろいろなスタイルで生かすことができると感じた。基本的なところでいえば「音楽の操作を音声でコントロール」、応用すれば「具体的なアーティスト名やシチュエーションから楽曲をセレクト」といったことまで可能になる。

 自宅でEchoを利用しているなら、利便性はさらに高まる。スケジュール管理やタスク管理、家電操作など、通常のEchoで行っていることなら、だいたいこなしてくれる。“持ち歩けるEcho”と言ってしまってもよいだろう。音楽を聴きながら帰宅途中に「Alexa、電気をつけて」と指示するようなこともでき、使い方次第で可能性は広がるだろう。
 
自宅のEchoと同じように連携する家電をコントロールすることができる

 Echo Budsの価格はUSB-C充電ケース付きモデルが1万2980円、ワイヤレス充電対応ケース付きモデルが1万4980円。音質や機能だけをみても同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンに引けを取らない仕上がりだが、せっかく購入するならAlexa連携をスルーするのはもったいないように思う。もし自宅にEchoはあるがあまり使いこなせていないという人であれば、Echo BudsがEcho利用を活発化させるきっかけになってくれるかもしれない。(BCN・大蔵大輔)

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