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オンライン帰省や新年会で活躍! iPhone以外でも使えるようになったFaceTimeの5つのお役立ち機能

レビュー

2021/12/30 18:00

 オンライン帰省やオンライン新年会などをする人はまだまだ多い。その際にぜひ使ってほしいビデオ会議サービスが、Appleが提供する「FaceTime」だ。iOS 15リリース後、AndroidやWindowsでも通話に参加可能になったほか、周囲の騒音を遮断して自分の声を聞き取りやすくするモードなど、便利な新機能が数多く追加された。忘年会や帰省がもっと楽しくなるFaceTimeの使い方を紹介しよう。

FaceTimeは通話料無料だが、
データ通信料は発生する。
Wi-Fi環境で利用するのがいいだろう

(1)リンクを作成してAndroidやWindowsユーザーも招待

 これまで、FaceTimeではApple製の機器同士でのみ利用できた。しかし、iOS 15リリース後は、Webブラウザから誰でも通話に参加可能に。招待リンクを共有することで、電話番号やiCloudのメールアドレスを知らない相手だけでなく、AndroidやWindowsユーザーとも無料で会話を楽しめるようになった。
 
招待リンクを作成するには、
「FaceTime」を起動して「リンクを作成」をタップ(左)。
共有に使うアプリを選択して送信
 招待された側は、リンクをタップして自分の名前を入力。「参加」をタップしたら、あとはホストが参加を許可するのを待つだけでOK。スマホやPCの操作にそれほど慣れていない人も、簡単に参加できるのが特徴だ。なお、ブラウザ経由で参加した場合は、画面共有などの一部機能が使えないので注意しよう。

(2)「ポートレートモード」を使って背景をぼかす

 自宅でオンライン忘年会などに参加する際に気になるのが、画面に映り込む部屋の様子だ。FaceTimeにはバーチャル背景機能がないが、代わりにカメラアプリのような「ポートレートモード」を搭載している。通話画面から設定可能で、自分に焦点が合い、背景をぼかせる仕組みだ。なお、この機能はA12 Bionic以降を搭載したiPhoneで利用できる。
 
通話中に自分の画面をタップ(左)。
ポートレートモードのアイコンをタップ。
スマホと自分の距離によってボケ具合が異なる(右)

(3)「声を分離」モードで背景の騒音をカット

 通話中に背景と同じくらい気になるのが雑音だ。家族の生活音や車の走行音などをマイクが拾うと、せっかくの発言も聞こえにくくなってしまう。それを防ぐために、iOS 15で追加されたマイクモード「声を分離」を使おう。機械学習によって周囲の騒音を識別して遮断し、人の声をよりクリアに聞こえるようにしてくれる機能だ。通話中にコントロールセンターからオンにできる。
 
通話中にコントロールセンターを開き、
「マイクモード」をタップ(左)。
「声を分離」をタップするとオンにできる(右)

 反対に、自分の声と周囲の音をすべて聞こえるようにする「ワイドスペクトル」モードも使える。自分が演奏する楽器を聞いてほしかったり、家族が飛び入り参加をしたりするときに便利だ。

(4)みんなで音楽や動画を楽しめる「SharePlay」機能を使う

 友だちとの通話中、お気に入りの音楽や今年観て面白かった映画などを共有したくなることもあるだろう。FaceTimeは、通常の画面共有はもちろん、映画や音楽などの動画をシェアできる「SharePlay」機能を搭載。相手と同じ画面を見ながら各コンテンツを楽しめる。この機能は、Apple TV+やApple Music、TikTok、HuluなどのSharePlay対応アプリで使える。
 
通話中にSharePlay対応アプリを開き、
映画や音楽を再生(左)。
「SharePlayを使用する」をタップ(右)

 相手側が「参加」をタップすると、画面共有が開始される。一時停止や早送りなどの操作も同期されるため、お気に入りのシーンだけを観てもらうことも可能だ。また、自動の音量調整機能もあるため、大音量のシーンでも通話相手の声が聞こえなくなる心配はない。なお、相手側の機器によってはSharePlayが機能しない場合もあるので注意しよう。

(5)地味に便利! ミュートに気付かず喋ると通知が来る

 ミュート状態にしているのを忘れてずっと喋ってしまい、参加者に「マイクがミュートになってるよ」と指摘された経験がある人も少なくないだろう。FaceTimeでは、消音状態で話したときに通知が表示される。ほかの人に言われる前に気付けるだけでなく、通知をタップすればすぐに消音状態を解除可能。よくある気まずい瞬間をなくせる地味にうれしい機能だ。

 FaceTimeは通話料が発生しないだけでなく、高音質で遅延が少ないのも良いところ。ミー文字やステッカーなどのユニークなエフェクトもあるので、活用すれば場が盛り上がること間違いなしだ。今年のオンライン忘年会やオンライン帰省は、より多くの人が使えるようになったFaceTimeで開催してみてはいかがだろうか。(TEKIKAKU・山崎理香子)