バッファロー 「nasne(ナスネ)」に正規データ復旧サービスなど対応開始

サービス

2021/07/16 13:00

 バッファローは7月14日に、同社がソニー・インタラクティブエンタテインメントの協力のもと継承した、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)」のシステムソフトウェアアップデートを行うことによって、データ故障予測機能「みまもり合図 for nasne」「nasne向け録画番組引越しサービス」「バッファロー正規データ復旧サービス」に対応したことを発表した。

「nasne」がバッファロー提供の
データ復旧サービスなどに対応

 みまもり合図 for nasneは、無料で利用可能な故障予測機能で、劣化状態から故障予測を通知することによって、HDDが故障する前に、録画番組の保護などの対処を行えるようにする。

 HDDの自己診断機能「S.M.A.R.T.」情報で健康状態を把握することで、異常を事前に検知して劣化状況を通知し、劣化や障害が検知されると本体前面の「みまもり合図ランプ」が点灯してユーザーに知らせる。

 なお、HDD異常の通知は、PlayStation 4に接続したnasneのwebUI画面だけでなく、PCからもA~Fの5段階で確認できるほか、内蔵HDDと外付けHDD両方の判定結果表示に対応している。また、メールによる障害通知も可能で、通知メールをクリックすることで障害ランクを確認できる。

 nasne向け録画番組引越しサービスは、nasneに録画した番組データを、新しいHDDへまるごと移行する有償サービスで、これまでは暗号化やコピー制御信号付与のため難しかった、日本における地上デジタル放送の録画コンテンツを、新しいHDDへ安全に移行できるようになる。

 データ移行後は、設定変更などを行う必要はなく、元の配線につなぎ直して利用可能で、移行したデータはバッファローが用意したHDDに保存され、元のケースに組み直した上でユーザーに戻される。

 バッファロー正規データ復旧サービスは、バッファローによる正規のデータ復旧サービスで、有償にて提供する。診断・見積りは無料で、リーズナブルな価格体系を採用し、軽度論理障害によるデータ損失なら、商品保証期間内に限り無償で対応を行う。

 同サービスによってnasneのデータが読み込めない場合や起動しない場合などにデータを復旧でき、nasneの内蔵HDDはもちろん、nasneに接続した外付けHDD上のデータにも対応する。