マスクを5分で除菌! 医療機器のスペシャリストが開発したケース登場

新製品

2021/01/07 12:30

 医療機器のOEM/ODM(相手先ブランドによる生産)製品の開発・製造を手掛けてきた大洋工業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を機に、自社ブランド(UNIPROMEX)を立ち上げ、オリジナルの持ち運びができる紫外線除菌マスクケース「紫外君」を開発・製造し、販売を開始した。

日本製のマスク除菌ケース「紫外君」

 新製品は、安心の日本製をコンセプトに高出力UV-C LEDを複数搭載した、高い除菌力により短時間での除菌が可能なマスク除菌ケース。他社製品では10分かかるところを5分で99.99%除菌することができる。

 20年8月に、外部試験機関(北里環境科学センター)で、試作機を使用して行った「除菌ケースによる付着ウイルス不活化性能評価試験」で99.9%以上の除菌性能を確認。11月には、量産モデルで再度性能評価試験を行い、試作機のテスト結果を上回る99.99%の除菌性能を確認している。

 製品は、紫外線を上から下に照射し、片面ずつ除菌する「シングル照射タイプ」と紫外線を上下から同時に照射して両面を同時に除菌する「ダブル照射タイプ」の2種類をラインアップ。乾燥ファンを備えており、マスクの不快感を軽減する。また、スマートフォンなども除菌可能となっている。税別価格は、シングル照射タイプが9000円、ダブル照射タイプが1万2000円。