ブラザー販売は7月7日、スマートフォン(スマホ)から操作できるラベルライター「P-TOUCH CUBE(ピータッチキューブ)」シリーズの最上位モデルとして、「PT-P910BT」を7月下旬に発売すると発表した。従来の製品が備える機能に加え、オフィスの整理に役立つ機能を追加している。税別の市場想定価格は2万8000円前後。

7月下旬に発売するラベルライター「P-TOUCH CUBE」の最上位モデル「PT-P910BT」

 ブラザー販売の三島勉代表取締役社長は、「ピータッチキューブは、思い切ってキーボードを本体からなくし、スマホからの操作に絞り込んだことで、スタイリッシュでシンプルなデザインと、スマホならではの機能を獲得した。その結果、高い支持を得た」と振り返る。同シリーズが発売となるまで、ラベルライター市場における同社のシェアは20%程度だったが、現在は30%まで成長しているという。
 
P-TOUCH CUBEシリーズによる影響を振り返る三島勉社長

 これまでのピータッチキューブは、個人の家やショップで使用することを想定したラインアップだった。今回の新製品はターゲットをオフィスまで広げ、シンプルなデザインをそのままに、性能やアプリを進化させている。

 印刷できる幅は3.5~36mm。文字を大きくして目立たせることができるほか、記載できる情報が増えている。また、画質が向上し、360dpiの高画質な印刷が可能になった。企業やブランドのロゴも奇麗に印刷することができる。連続して印刷した時にも剥がしやすいよう、ラベルにスリットを入れるハーフカット機能も追加している。テンプレートも100以上用意し、随時、追加していくという。
 
オフィスやショップのラベリング機能を強化した

 さらに、専用アプリ「P-touch Design&Print2」をリリース。新機能として、カメラで撮影した文字をテキスト化し、ラベルに印刷できる「テキストスキャン機能」を搭載。ラベル内容の変更や交換が手軽になる。このほか、100以上の言語に翻訳できる「翻訳ラベル機能」、ラベルデータをクラウドやメールで共有できる「テンプレート共有機能」などを追加した。

 ブラザー販売は、新型コロナウイルスの影響により、テレワーク導入に伴う企業のオフィス縮小やフリースペース化などが進むとみている。三島社長は、「収納スペースや机をシェアする動きが広がる中、ラベルはさらに大切になる」と展望。新製品「PT-P910BT」の年間目標販売台数を5000台とした。