8K液晶テレビ「AQUOS 8K」のフラッグシップモデル2機種、4月25日に発売

新製品

2020/04/07 17:30

 シャープは、BS8K・BS4K・110度CS4Kチューナーを搭載した8K液晶テレビ「AQUOS 8K」のフラッグシップモデルとして、70V型の「8T-C70CX1」、60V型の「8T-C60CX1」を4月25日に発売する。価格はどちらもオープンで、税別の実勢価格は8T-C70CX1が60万円前後、8T-C60CX1が45万円前後の見込み。

8T-C70CX1

 8T-C70CX1と8T-C60CX1ともに、8K放送に対応しており、別売のUSB接続外付けHDD「8R-C80A1」を接続すれば、予約録画はもちろん、視聴中でも8K放送を手軽に録画できる。

 BS4K・110度CS4Kチューナー×2基、地上・BS・110度CSチューナー×3基を備えており、4K放送や地上デジタル放送を楽しむことも可能で、4K放送の視聴中に別の4K放送と地上・BS・110度CSの2番組同時での裏録画にも対応する(別売のUSB接続外付けHDD「4R-C40B1」が必要)。

 新開発の「8K Pure Colorパネル」と、8K画像処理エンジン「Medalist Z1」を組み合わせることで、色鮮やかで高精細な映像を映し出せる。また、斜め方向にも幅広く発色するため、さまざまな位置からの視聴でも鮮明な画像を楽しめる。

 8K Pure Colorパネルは、広色域カラーフィルターとLEDバックライトの蛍光体を組み合わせた「リッチカラーテクノロジープロ」によって、新4K8K衛星放送で使用される色域「ITU-R BT.2020」を豊かに表示するとともに、高透過率液晶と、映像解析による光源や反射部などの輝き成分の検出でLEDバックライトを部分制御して輝きを復元する「メガコントラスト」に対応している。

 「Medalist Z1」は、映像の明暗レベルに応じてコントラストを自動で調整し、クリアで自然な8K映像を表示し、地上デジタル放送や4K放送のほか、ネットコンテンツやブルーレイディスクなどの映像を、超解像技術で8K情報量へアップコンバートする。

 HDMI入力端子は、新たにHDMI 2.1で規定された8K映像入力に対応しており、8K 60Hz映像信号や、4K 120Hz映像信号を出力する機器とHDMIケーブル1本で接続できる。

 そのほか、地上デジタル放送や4K放送のスポーツ番組を、8Kのきめ細かくキレのよい映像で楽しめる「8Kスポーツビュー」映像モードを搭載している。

 インターフェースは、HDMI入力×5系統(ARC対応×1、8K対応×1)、ビデオ入力/入力3音声入力端子×1系統、デジタル音声出力(光)×1系統、USB×3系統、100BASE-TX/10BASE-T準拠の有線LAN端子などを備える。