NTTドコモは2020年1月20日に、「モバイル空間統計」のラインアップの1つとして、「国内人口分布統計(リアルタイム版)」の提供を開始する。

「国内人口分布統計(リアルタイム版)」の
可視化システムによるアウトプットイメージ

 「モバイル空間統計」は、同社の携帯電話ネットワークの仕組みをもとに作成される統計情報をオンラインやCSVファイルなどで提供するサービス。特定エリアにおける1時間ごとの平均人口を統計化する「人口分布統計」と、特定地点間の移動量を統計化する「人口動態統計」で構成し、それぞれ「国内居住者」と「訪日外国人」のデータ分析に対応している。

 今回、提供開始するリアルタイム版は、人口分布統計における国内居住者の分析結果の提供時間を短縮したもので、基地局の位置情報をもとに、リアルタイムな国内全域の人口統計を提供することは国内初となる。「モバイル空間統計」の強みである、データの母数と正確性はそのままに、最短1時間前の情報を10分ごとに提供できるようになった。
 
従来の「モバイル空間統計」の国内人口分布統計と、
「国内人口分布統計(リアルタイム版)」の比較

 あわせて、NTTの研究所が開発した高速可視化技術を活用した、日本全国の人口を可視化する「可視化システム」を提供し、このシステムと組み合わせると、従来と比較して検索・読み出し速度は7倍高速となり、日本全国の人口の変化をスムーズに表示・閲覧できる。また、全国の1辺500mメッシュごとに、性別・年齢・居住地を自由に選択して人口分布をスムーズに表示できる。

 利用用途としては、防災や観光、交通などの各分野はもちろん、次世代の活用方法として、パートナー企業と共に検証を続けてきた、リアルタイムな店舗の売上や需要の予測、渋滞の予知などへの利用を想定している。