富士フイルム、スマホ動画からベストショットをプリントできるチェキ

 富士フイルムは10月2日、スマートフォン(スマホ)で撮影した画像だけでなく、動画からもプリントできるスマホ用プリンタinstax“チェキ”「instax mini Link(Link)」の販売を10月11日に開始すると発表した。税別の実勢価格は1万3500円前後としている。

富士フイルムが10月11日に発売するスマホ用プリンタinstax“チェキ”の
新製品「instax mini Link」

 Linkは、簡単・スピーディ・高画質にプリントできるチェキシリーズの特徴をそのままに、専用アプリを使って大人数でも遊びながら楽しくプリントできるユニークな機能を搭載している。

楽しみながらプリントできるユニークで多彩な機能

 動画からベストショットを選んでプリントする「Video Print」機能や、友達や気になる相手との相性診断ができる「Match Test」機能、最大5人が各自のスマホから好きな画像を同時に送って1枚に仕上げる「Party Print」機能など、その場の雰囲気を盛り上げる1台として活用することができる。
 
スマホで撮った動画からベストショットを選んでプリントできる

 本体には、モーションセンサーを搭載。専用アプリを使ってスマホで写真を撮影するときは、Link中央部の電源ボタンを下に向けるとズームイン、上に向けるとズームアウトすることができる。電源ボタンは、シャッター代わりになる。大人数で写真を撮る際は、スマホを遠くに設置してLinkをリモコンとして使用すれば、快適に撮影することができる。
 
Linkが撮影用のリモコン代わりになる

 また、Linkのプリント出力部を下に向けて、中央のボタンを一度押すとプリントが可能。専用アプリで印刷する際は、スマホ画面上でスワイプアップ(指を上方向に滑らせる)で画像データをLinkに転送できる。直感的な操作性を追求した。

 本体の重さは約200gと小型軽量で、シンプルながら中部の電源ボタンなどの目立つ部分にメタリックな素材を使用したファッション性の高いデザインを採用。カラーは、ダスキーピンク、アッシュホワイト、ダークデニムの3色を展開する。

 発表会に登壇した富士フイルムの助野健児社長・COOは、「創業以来、写真ビジネスの発展に注力してきた。特に、富士フイルムの独自技術を盛り込んだinstax“チェキ”は、世界100カ国以上で販売しており、当社イメージングソリューションの業績をけん引している。昨年度は、過去最高の1002万台を販売した。今年度は、さらなる成長に向け、スマホ時代にふさわしい新製品を発売できる」と語った。
 
富士フイルムの助野健児社長・COO

 ゲストとして登壇した、タレントの磯村勇斗さんは「集合写真を撮影して、すぐにプリントしたらみんなに驚かれた」と、その場でプリントできる楽しさについてコメント。横田真悠さんは、「子どもの笑顔のシーンを写真にするのは難しいけど、Linkなら動画から選べるので、簡単にプリントできた」と新機能の使いやすさについて感想を語った。
 
新製品の感想を述べた横田真悠さん(左)と磯村勇斗さん

 さらに、縁に特殊なデザインを施したミニフォーマットフィルム「MERMAID TAIL」を10月18日に発売する。税別の実勢価格は800円としている。