ソニー、ハイレゾ対応コンパクトグラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」

新製品

2019/03/15 16:30

 ソニーは、リアルでクリアな音色で空間を満たすグラスサウンドスピーカー「LSPX-S2」を3月16日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は4万5000円前後の見込み。

新たにハイレゾやWi-Fi接続に対応したLSPX-S2

 本体上部に高域用の有機ガラス管型トゥイーター、中部に中域用の35mmトゥイーター、底部に低域用のパッシブラジエーターを備えており、360°に音が広がるスピーカー。スピーカーとしての存在を感じさせず、住空間になじむたたずまいを目指し、デザインや素材、色にこだわった。ダイニングテーブルなど、卓上での使用に適している。

 有機ガラス管の中には、LEDと、さまざまな方向に光を反射させるレンズリフレクターを組み込み、まぶしさを軽減しつつ広い空間を照らす。新たに、ろうそくのように光がゆらぐ「キャンドルモード」設定も追加した。
 
土台部分には、剛性の高さと音質特性を考慮して亜鉛ダイキャストを採用してペールゴールドに塗装、
底面にはブラウンを配色した

 有機ガラス管型トゥイーターには、加振器が有機ガラス管の端面をたたき、管全体を震わせて音波を発生させるスピーカー駆動技術「アドバンスド バーティカル ドライブ テクノロジー」を採用し、管全体を円筒状の音源になるため、離れた場所でも音圧が弱まりにくく、空間を満たす音を実現する。また、弦楽器と打楽器に似た音の出し方なので、生演奏のようなリアルな音色が楽しめる。

 ほかにも、パッシブラジエーターの振幅動作を最適化し、低域の明瞭感を向上。ハイレゾ音源の再生にも対応しており、高音質コーデックLDACにも対応しているので、ワイヤレス再生でもハイレゾ音質を楽しめる。音楽CDやMP3などの圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケールする独自の「DSEE HX」技術も搭載する。

 バッテリ駆動時間は最大約8時間。対応無線通信はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANと、Bluetooth 4.2。最大10台まで同時接続できる「ワイヤレスマルチルーム」や、便利な「Spotify Connect」、アプリ「Sony | Music Center」を利用した操作にも対応する。サイズは外形90mm×高さ277mmで、重さは約1100g。