Dynabook(旧東芝クライアントソリューション)は1月17日、1989年の世界初のノートPC「DynaBook J-3100 SS001」から30周年を記念したモデルとして、13.3型ワイドフルHDディスプレイを搭載した「dynabook G」シリーズを発表した。1月24日から順次発売する。最上位機種の「dynabook G8」の価格はオープンで、税別の実勢価格は20万円前後の見込み。

dynabook30周年記念モデルのGシリーズ

 シリーズ名の「G」は、「本物」や「正真正銘の」「真の」「誠実な」「純粋な」などを意味するGenuineからとった。ノートPCの本質である軽量さや強さ、速さ、バッテリー駆動時間、セキュリティなど全てを進化させて、本当の使い心地のよさを極めた。2018年10月にシャープの子会社になったことから、シャープ独自の高精細で省電力のIGZO液晶ディスプレイを採用したのもポイントである。
 
液晶ディスプレイはシャープのIGZO液晶を採用


 軽量化では、G6(オニキスブルー)とG5でシリーズ最軽量の約779gを実現。フットプリントの小型化や、きょう体の軽量化など多くの細部の改良を行った。

 例えば、新規ユニットの採用や部品配置、製造時の組み立てを考えたコネクタの最適配置、フットプリントを0.1mm単位で調整するなどして、「dynabook R63」と比較して奥行き15.4mm、幅7.2mmの削減を行った。面積比でも10%減の小型化を実現して軽量化した。
 
フットプリントを面積比で10%減に小型化

 また、従来は液晶パネルの上部に配置していたWi-Fiアンテナを、ベースきょう体の両脇に実装して軽量化した。このレイアウト変更により、Wi-FiアンテナをLCD側でマグネシウム/プラスチック結合しないで済むようになり、またLCDの側面にあったアンテナケーブルを削除できるようになり、LCDの狭額縁と軽量化につなげた。
 
Wi-Fiアンテナの位置を変更して狭額縁と軽量化を実現

 さらに高密度基板技術により基板面積で約20%、基板質量で約17%低減し、分離していた顔認証専用センサーとHDカメラを一体化した顔認証対応HDセンサーに変更して、モジュールサイズを面積、重さともに半減させた。

 ほかにもdynabook G専用のキーボードで構造の改善設計を実施したりするなど、軽量化の施策では、細かい部分までこだわって見直した。

 堅牢性では、26方向から76センチ落下させることで動作確認を含む10項目のテストをクリアし、米国国防総省が策定した世界基準「MIL規格(MIL-STD-810G)」に準拠する。バッテリーは、G8、G7で約19時間の長時間駆動だ。

 GシリーズはG8のほか3シリーズあり、価格はG7が18万円前後、G6が16万円前後、G5が14万円前後。CPUはG8とG7がインテルCore i7-8550U、G6がCore i5-8250U、G5がCore-i3-8130Uを搭載。メモリはG8とG7が8GB、G6が4GB、G5が4GBオンボード、SSDはG8が512GB、G7とG6が256GB、G5が128GB。

 Gシリーズのカラーは全てオニキスブルーだが、G6のみパールホワイトも揃える。サイズは幅308.8mm×奥行き211.6mm×高さ17.9mm。OSはWindows 10 Home 64ビット(RS5)。