国内初のスマートタウン向け統合サービス、朝霞市のサステナブルタウンに導入

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2019/01/08 17:00

 Secualは、国内初のスマートタウン向け統合サービス「NiSUMU(ニスム)」を、埼玉県朝霞市根岸台の朝霞分譲地積水で展開する。積水化学工業 住宅カンパニーと新会社セキスイタウンマネジメントは、今回の朝霞分譲地を第1弾として、タウンマネジメント事業に本格参入し、2021年までに1000戸の管理を目指しており、各スマートタウンで「NiSUMU」を採用する予定。

日本初の試みとして、積水化学の工場跡地に2020年に誕生する「あさかリードタウン」に導入する

IoTで安心・安全の街づくり

 「NiSUMU」は、各住戸や分譲地内にスマートセンサー、スマート街灯といったIoTデバイス/センシングデバイスを設置し、新しいまちづくりをテクノロジーで支えるプラットフォームとして開発。業務管理機能、総会/理事会開催補助、共用設備予約、スマート回覧板といった分譲管理機能に加え、スマートセキュリティ、スマートコミュニティ・スマートコンシェルジュをワンストップで提供。最新のIoTデバイスで収集したデータを活用し、住民の安心・安全やコミュニティの活性化、まちの魅力の維持・向上につなげる。
 

 提供予定の機能・サービスは、セキュリティデバイスの操作・通知受信といった家庭向けホームセキュリティ機能、スマート街灯による映像解析や見守り通知受信といったタウンセキュリティ機能、水・鍵のトラブル駆けつけや家事代行、ハウスクリーニングといったライフサポートサービス、チャット形式での自動問い合わせ対応などのAIコンシェルジュサービス。イベント情報、地域のチラシ/クーポン、自治体からのお知らせの配信、タウン内SNSといったコミュニティ機能も用意する。
 
住人専用アプリ「NiSUMU」の画面イメージ

 Secualは、18年5月に積水化学工業 住宅カンパニーと「スマートタウンマネジメント事業」の共同推進を発表し、朝霞分譲地でまちづくりを進めてきた。朝霞分譲地は、まち全体の名称を「あさかリードタウン」、戸建街区の名称を「スマートハイムシティ朝霞」に決定。大規模複合開発による総面積約7万3400m2のサステナブルタウンとして、戸建街区のほか、保育施設やカインズホームが出店する商業街区、集合住宅街区も一体的なまちの整備、ブランド構築を進めていく。まち全体の完工・まちびらきは2020年の予定。