KDDI、KDDIアセットマネジメントは、個人向け確定拠出年金サービス「auのiDeCo」の提供を10月24日から開始した。

 個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)は、毎月決まった掛金(最低5000円以上、1000円単位)を投資信託や定期預金などで積み立て、60歳以降に年金形式または一時金で受け取る私的年金制度。積立期間中の掛金全額は所得控除となり、所得税・住民税を節税できる。

 また、運用期間中の運用収益は非課税になり、さらに受取時にも一定額まで非課税となるため、3つのポイントで税制優遇を受けることができる。掛金の上限は職業などによって異なり、企業年金のない企業に勤める会社員の場合、上限は毎月2万3000円(年間27万6000円)。「auのiDeCo」の試算によると、35歳で年収500万円の会社員が毎月2万3000円を積み立てると、60歳まで25年間の節税額の累計は約138万円にのぼる。
 
後発となる「auのiDeCo」は運営管理手数料永年無料、運用商品はわずか5つに絞った

 「auのiDeCo」は、おトクな年金サービスとして、スマートフォンで気軽に無理なく未来に向けてお金を育ててほしいとの発想から生まれたという。Android/iOSに対応するスマートフォン向け専用アプリで、通常は煩雑な申し込みから運用状況の確認・運用商品の見直しまでワンストップで行える。運用商品もシンプルに5つ(オリジナル投資信託4本、元本割れのない定期預金1本)に抑えた。
 
アプリ上で節税のシミュレーション結果や、資産残高が確認できる

 iDeCo加入にあたって必要な手数料のうち、KDDIアセットマネジメントに支払う運営管理手数料は永年0円に設定。業界最低水準となっている。信託報酬率は運用商品によって異なり年0.2376%~年0.8856%。

 さらに、保有している投資信託の残高に応じて、「WALLET ポイント」または「Wow!スーパーポイント」をプレゼントする「auの投資信託ポイントプログラム」を提供する。例えば、auユーザーで月間保有残高が100万円の場合、年間1000ポイントが永続的に付与される。
 
加入申込(資料請求)はスマホアプリ「auのiDeCo」から簡単にできるが、郵送で必要書類の送付が必要

 なお、KDDIアセットマネジメントが提供する「auの投資信託」は、「auのiDeCo」以外にも、9月28日から順次、インターネット証券各社で公募販売も開始している。