企業の広報部や宣伝部向け全録型HDDレコーダー「SPIDER(スパイダー)」を販売するPTPは7月30日、7年ぶりにモデルチェンジした「SPIDER PRO」を法人向けに200台限定で販売を開始。都内のイベント会場で、タッチ&トライができる発売記念イベントを開催した。

録画容量は5倍の20TBで、コンパクトサイズになった「SPIDER PRO」

 PTPの有吉昌康社長は「2011年の地デジ化に対応したSPIDER PRO以来のモデルチェンジ。これまではテレビと接続して使われていたが、今回、要望が高かったPCで作業できるようにした」と説明。企業の担当者によるクリッピングしたCMのレポートや、社長室やマーケティング本部などによる確認を、PCで行うことができるようになった。
 
PTPの有吉昌康社長

 SPIDER PROは、番組やCMをチェックして企業の報道対応や広報活動などに活用する業務用HDDレコーダーで、広報部や宣伝部、官公庁、放送局、広告代理店など約500社が導入している。

 ただ、もともとテレビの録画はYouTubeなどに簡単にアップされてしまうため、著作権保護の観点からPCとの相性が悪かった。新しいSPIDER PROは、DTCP-IPの著作権技術に対応することで、同一ネットワーク内でPCやスマートフォンでの作業や共有が可能になった。
 
モデルチェンジしたSPIDERの4つの改善点

 今回のモデルチェンジでは、ほかにも3点を改善。一つ目は、HDD容量を従来の4TBから5倍の20TBに増やしたことで、1クール(3か月間)の録画ができるようになったこと。

 二つ目は、定型業務の自動化。登録したキーワードの検索結果をSPIDERが学習することで、関係のないCMを省いて必要なものだけをレコメンドしてくれる。専用アプリケーションの「FLY」を使うことで、メールで簡単に添付できるようになり、メール受信者もリストをワンクリックするだけで確認できる。

 最後は、SPIDER間の共有だ。DVDなどのディスクに保存することなく、別部署や同一ネットワーク外の会議室や社外でも映像を共有できる。

 PTPでは、9月末までに納品した顧客に、通常10万円のPC視聴サービスが永久に無料で使えたり、年間24万円のメール&ワークフローサービスを1年間無料で利用できたりといった発売記念キャンペーンを展開。さらに9月末までの新規契約の顧客には、SPIDER PROサービス料が12月末まで最大30万円分が無料で使える特典をつける。