予約時に過去のドタキャン歴を確認できる「ドタキャン防止システム」

サービス

2018/02/15 14:00

 全日本飲食店協会は2月19日に、予約の無断キャンセル・ドタキャンによる被害を減らすための無料の新サービス「ドタキャン防止システム」の提供を開始した。


「ドタキャン防止システム」の仕組み

 過去にドタキャンされたことのある電話番号をデータベースに登録し、新規の団体予約を受けた際、電話番号をその場でデータベースに照合し、「ドタキャン歴の有無」「ドタキャン日時」「ドタキャン時の予約人数」「データ登録を行った店舗の電話番号の一部」を確認できる。

 あまりにもドタキャン回数が多い相手には予約を断る、過去に団体でのドタキャンがあった場合は前金制とする、同一店舗ばかりでドタキャンが相次ぐなど不自然な状況ならデータの信憑性が低いと判断する、といった対応が考えられる。

 データベースでは、「電話番号」「ドタキャン日時」「予約人数」のみを収集するため、個人の特定につながらず、個人情報保護法に抵触しない。

 長年ドタキャンに悩まされてきた、飲食店オーナーたちのアイデアをもとに開発し、協会役員による試験運用を経て、一般利用の受け付けを開始した。運営にあたっては、利用登録者による情報提供が不可欠であるため、月額利用料金を永久無料とし、できるだけ多くの飲食店に協力を呼びかけていく。