タイガー、スマホのようなタッチパネル操作の高級炊飯器

新製品

2017/08/23 15:24

 タイガー魔法瓶は、調理家電ブランド「GRAND X」の土鍋圧力IH炊飯ジャー「THE炊きたて JPG-X100」を9月11日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は12万8000円前後の見込み。


天面の調圧キャップがなく、タッチパネルで操作するJPG-X100
 

タッチパネル全体がスピーカー、音声もクリアに

 5.5合炊きのJPG-X100は、ごはんのおいしさの追求はもちろん、デザインにもとことんこだわった。全体的に優しさを演出する丸みを帯びたフォルムで、360度どこの角度から見ても凹凸がなく、アイランドキッチンに置ける「魅せ家電」としても注目のアイテムとなりそうだ。
 

通常はタッチパネルの表示は消灯

 従来機種では、天面から取り外しが可能な調圧キャップを搭載していたが、JPG-X100では調圧キャップを蓋の内側に配置することで天面のデザインをフラットにすることに成功した。

 操作部分はスマートフォンのようなタッチパネルを採用し、モーションセンサーを搭載しているので、人が近づくと操作部の表示が光で浮かび上がる。操作ボタンを押すと、天面が振動して指に伝わるため、しっかりと押した感触が得られ、誤作動の心配がない。また、タッチパネル全体がスピーカーとして機能する新構造を採用し、メニュー選択や行っている操作を読み上げる「音声ガイド」の音声はクリアに聞こえる。

「炭化ケイ素」配合の土鍋で熱電導性が約2.5倍

おいしさを追求するため、遠赤効果と蓄熱性の高い「プレミアム本土鍋」に、新素材の「炭化ケイ素」を採用して熱伝導を約2.5倍に高めた。この土鍋を、表面積が約11.4%拡大した「遠赤特大土かまど」の二重発熱構造で包み込みながら高火力で炊き上げて、甘みと濃厚な香り高いごはんに仕上げる。さらに、内釜の底面に「波紋底」を新たに採用して、炊飯時の泡の立ち上がりを均一にして炊きムラを抑えた。
 

 2種類の大麦の特性に合わせた独自の炊飯プログラムでニオイを抑制する「押麦」「もち麦」を含めた11種類のメニューを搭載し、「しゃっきり」から「もっちり」まで、炊きあがりの「ねばり加減」を5段階で選べる。本体カラーはフロストホワイト。鍋料理で火を消してもしばらく沸騰が続く土鍋は、蓄熱性の高いことで知られるが、新たに熱伝導性も高めたJPG-X100は、基本性能であるごはんのおいしさも追求した。