キヤノン、上位機種から入門機へ機能を移植

新製品

2017/02/18 10:00

 キヤノンが2月15日に発表した新製品は、エントリーモデルが中心だった。ただ、昨年発売した上位機種の機能を搭載した機種も多く、ボトムラインの性能の底上げでレンズ交換式カメラ市場全体の活性化を狙っている。


デジタルカメラそれぞれの位置づけ
 

一眼レフカメラ EOS 9000D(左)とEOS Kiss X9i

 高性能エントリーモデルのデジタル一眼レフカメラ「EOS 9000D」「EOS Kiss X9i」は、「EOS 80D」と同じく、ボディー上部の電子パネルや2つの電子ダイヤルのほか、Wi-Fi、NFC、Bluetoothによるネットワーク接続、広範囲にピントを合わせるオールクロス45点AFといった機能を備える。

 さらに、「APS-CサイズCMOSセンサー」と最新の映像エンジン「DIGIC 7」を新搭載し、エントリークラスながら最高峰の画質と、最高約6コマ/秒の連写撮影を実現した。
 

ミラーレスカメラ EOS M6

 「EOS 9000D」「EOS Kiss X9i」に加えて、ミラーレスカメラ「EOS M6」は、「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載したことで、ライブビュー撮影時には世界最速のAF速度0.03秒をはじき出す。
 

コンパクトカメラのターゲット
 

PowerShot G9 X Mark II

 なお、コンパクトデジタルカメラの「PowerShot G9 X Mark II」にも、画像処理性能を高めた映像エンジン「DIGIC 7」を搭載。暗い場面でも低ノイズの撮影が行える。また、角度ブレと画像ブレの2つの情報からブレを検知する「デュアルセンシングIS」も搭載している。