「平成28年度省エネ大賞」にパナソニックや日立のエアコン、東芝の冷蔵庫など

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2017/01/26 17:00

 省エネルギーセンターは1月23日、国内の省エネを推進する事業者の優れた取り組みや、省エネに優れた製品を表彰する「平成28年度省エネ大賞」の受賞者を発表した。

 平成28年(2016年)度は、132件の応募のうち、事業者や事業場で取り組んだ省エネ活動を対象とした「省エネ事例部門」25件、省エネルギー性をもつ製品や省エネルギー波及効果の高いビジネスモデルなどを対象とした「製品・ビジネスモデル部門」25件、あわせて50件を選定した。

 IT・家電関連メーカーでは、キヤノンシステムアンドサポート、ダイキン工業、NECが「省エネ事例部門」の「省エネルギーセンター会長賞」を受賞した。また、「製品・ビジネスモデル部門」のうち、パナソニック、ダイキン工業が「経済産業大臣賞(製品(家庭)分野)」、三菱重工サーマルシステムズが「資源エネルギー庁長官賞(製品(業務)分野)」、富士フイルムが「資源エネルギー庁長官賞(ビジネスモデル分野)」、アイリスオーヤマ、ダイキン工業、東芝ライフスタイル、パナソニックエコシステムズ、日立ジョンソンコントロールズ空調、三菱電機、リンナイが「省エネルギーセンター会長賞」をそれぞれ受賞した。

 小売り・流通関連では、大型物販店舗の開発、運用改善による省エネ活動事例として、大和ハウス工業・ロイヤルホームセンターが「省エネ事例部門」の「省エネルギーセンター会長賞」を受賞した。

 パナソニックは、世界で初めて二つの異なる温度の風を同時に吹き分ける、ダブル温度・同時吹き分け気流システムを搭載し、省エネ性と快適性を両立させた家庭用ルームエアコン「エオリア WXシリーズ」が評価された。ダイキンは、計3部門を受賞しており、そのうち、「省エネルギーセンター会長賞」は、床暖房接続可能な住宅用マルチエアコンで受賞した。

 日立ジョンソンコントロールズ空調は、個人の識別を行うことで省エネ性能を高めたルームエアコン「ステンレス・クリーン 白くまくん Xシリーズ」で、東芝ライフスタイルは、冷蔵室と冷凍室に2つの専用冷却器を配置した省エネ冷凍冷蔵庫「マジック大容量シリーズ」で同賞を受賞。業務用を含め、エアコン・空調関連の受賞が目立った。
 

「省エネ大賞」を受賞した各社のエアコン(左から、パナソニックのWXシリーズ、
日立のステンレス・クリーン 白くまくん Xシリーズ、東芝のVEGETA FWXシリーズ)

 アイリスオーヤマは、家庭用高効率LEDシーリングライト「ECOHiLUX(エコハイルクス) FE IIIシリーズ」で、2012年度、2015年度に続き、受賞している。