2015年の日本国内スマートフォン(スマホ)市場での最大のトピックは、SIMフリースマホとMVNO(仮想移動体サービス事業者)のSIMカードの 大躍進が挙げられるだろう。家電量販店ではSIMフリースマホとMVNOのSIMカードを合わせて販売する「格安スマホ」コーナーの活況が目立った。また 2015年末にはファーウェイからフラッグシップモデル「HUAWEI Mate S(以下Mate S)」が投入され、製品選びの幅も大きく広がってきた。

 

SIMカード乗り換えの敷居が下がり、MNP転入が加速化


 スマホメーカー各社がSIMフリースマホのラインナップを充実させている背景には、MVNOのSIMカードへ乗り換えやすい環境が整ってきたことが挙げ られる。IIJmio、mineo、UQ mobileなどでは自宅で即日開通可能なサービスの提供を開始、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラなどの家電量販店は契約から開通までが可能な カウンターを常設している。家電量販店の専用受付カウンターであれば、事前に現在利用している携帯電話事業者からMNP予約番号を取得しておけば、手続き 開始から数時間でMVNOのSIMカードに切り替え可能なのだからお手軽だ。ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアからMVNOへの利用者流入は今後 ますます加速してくことだろう。

 さて4月から新社会人としての第一歩を踏み出す方、新しい期から新生活を始める方のなかには、端末代や通信費を抑えつつも最新機能を搭載した新しいスマ ホを導入したいと考えている人も多いはず。そんな方にオススメしたいのが、ファーウェイが2月12日に発売する「HUAWEI GR5」だ。
 


フラッグシップ機の最新機能を投入した高コスパ端末「HUAWEI GR5」

クラスを超えたエレガントなデザイン


 GRは税別3万4800円と、SIMフリースマホとしてはミドルレンジの価格帯。しかしゴールド、シルバー、グレイの3色が用意されたボディーはアル ミ・マグネシウム合金が奢られている。背面にはヘアライン加工が施されており、クラスを超えた高級感の演出に成功している。

 ボディーサイズは幅76.3×高さ151.3×奥行き8.15mm、重量は158g。同じく5.5インチディスプレーを搭載した「iPhone 6s Plus」のボディーサイズは幅77.9×高さ158.2×奥行き7.3mm、重量は192gなので、幅・高さ・重量についてGR5のほうがコンパクトか つ軽量だ。なおGR5の背面は緩やかにカーブを描くラウンドフォルムを採用しているので、実際に持ったときにはスペックよりもスリムに感じられるだろう。
 


アルミ・マグネシウム合金のフルメタルボディーにはヘアライン加工が施されており、
指紋などが目立つことはほとんどない

美麗なフルHDの5.5インチ大画面ディスプレー


 ミドルレンジクラスのスマホにはHD(1280×720ドット)ディスプレーを採用しているものが多いが、GR5の5.5インチディスプレーはフル HD(1920×1080ドット)解像度。もちろん広視野角のIPS液晶が採用されており、タッチパネルはエアギャップのないGFF(ガラス-フィルム2 層)方式となっている。エアギャップによる光の散乱が低減されているため、上質な映像体験が楽しめるわけだ。

 また画面占有率がiPhone 6s Plusの71.1%よりも大きい72.5%となっているのもGR5の売りのひとつ。動画再生時などにベゼルに気が散ることなく、映像鑑賞に没入できるはずだ。
 


ディスプレー表示には独自の画質調整アルゴリズムを採用。
太陽光下でも高い視認性と省電力効果の両立を実現している

セキュリティと操作性を向上させる“指紋センサー2.0”


 GR5最大の売りの機能が「指紋センサー2.0」。本製品にはフラッグシップ機であるMate Sと同じ第2世代の指紋認証センサーとソフトウェアが搭載されており、0.5秒の高速ロック解除はもちろんのこと、上下スワイプでの通知エリアの開閉、長 押しでの電話着信の応答、同じく長押しでのカメラシャッター操作など便利機能も利用できる。指紋認証システムを搭載したスマホが増えてきたが、セキュリ ティ向上のためだけでなく、使い勝手や操作性を向上させる機能を多数搭載している点で、GR5はほかの端末より一歩進んでいると言っていいだろう。
 


指紋センサーは端末を持ったときに自然に指が伸びる位置に実装されている
 


これは指紋IDの設定画面。指紋センサー2.0では6ステップで手軽に指紋を登録できる

多彩な撮影機能を搭載


 P8liteに搭載された数々の新機能を継承しつつ、カメラについても1300万画素センサー、F2.0の明るいレンズなど同等のスペックを実現してい るGR5だが、実は動画撮影についてはP8liteに存在しない機能を実装している。それが「スローモーション」撮影機能だ。

 解像度はVGA(640×480ドット)に限定されるが、120fpsの高速撮影が可能で、素早く動く被写体などを撮影すると面白い効果を得られる。走り回る子ども、一緒に暮らす愛猫、飛び立つ鳥など様々な被写体でスローモーション撮影をぜひ楽しんでいただきたい。
 


リアカメラは1300万画素センサー、開口部F2.0、広角28mm、
フロントカメラは500万画素センサー、開口部F2.4、広角88度。
写真撮影機能としては“フードビューティーモード”も新搭載されている


スローモーションモードでは、VGA(640×480ドット)で120fpsの動画を撮影できる。
高速に動いている被写体ほど面白い効果を得られる


コストパフォーマンス抜群のスタンダードモデル


 CPUにはオクタコア(8コア)の「Qualcomm Snapdragon 616」を搭載して3Dゲームなども楽しめる処理能力を持ちながら、3000mAhの大容量バッテリーを搭載して平均的なユーザーで35時間、ヘビーユー ザーでも24時間の駆動時間を確保した「HUAWEI GR5」。最新スマホの流行りの新機能をできるだけリーズナブルな価格で利用したい方にぜひオススメしたい一台だ。
 


端末底面にはアコースティックチャンバー構造のモバイルスピーカーを搭載している。
机の上に置いていてもスピーカー穴がふさがらないので、自宅などでの音楽鑑賞に最適だ


HUAWEI GR5のカラーバリエーションは3色。左からグレー、シルバー、ゴールド