シャープがプラズマクラスターエアコン、風に含まれるカビ菌を約99%低減

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2015/11/10 12:35

 シャープは、プラズマクラスターエアコンの新製品として、「高濃度プラズマクラスター25000」が部屋の空気を浄化するとともに、吹き出す風に含まれるカビ菌を約99%低減する「風クリーンシステム」を搭載した「Xシリーズ」9モデルを12月11日に発売する。価格はいずれもオープン。


AY-F40X2

 独自の空気清浄技術「高濃度プラズマクラスター25000」によって部屋の空気を浄化でき、床面に高濃度プラズマクラスターイオンを届けてカーペットを消臭する「パワフルショット」や、洗濯物の部屋干し時の生乾き臭を押さえる「部屋干しモード」も備える。 

 ホコリや湿気、空気の停滞など、カビ発生の要因となる状態を防ぎ、内部を清潔に保つ「風クリーンシステム」には、新たにエアーフィルター内部に入り込んだホコリや油汚れを押し出して、ホコリの侵入を押さえる「掃除アシストブラシ」を追加した。 

 なお、エアコンを使用していないときでも、カビが発生しやすい温度20°C度以上、湿度70%以上になると、自動でファンが逆回転し、高濃度プラズマクラスターイオンでカビ菌の発生を抑えるため、「風クリーンシステム」非搭載エアコンと比較して約99%のカビ菌を低減するとともに、ムダな電力消費の原因となる送風効率の悪化も防げる。 

 吹き出し口には凹凸の少ない構造を採用するとともに、吹き出し口周辺のルーバーは完全に取り外せるので、手軽に内部の拭き掃除が可能で、取り外したルーバーは水洗いにも対応する。お手入れの手順は、本体が音声でアシストするほか、リモコン画面のQRコードをスマートフォンなどで読み取れば、お手入れ方法を紹介する動画を再生できる。 

 このほか、吸い込み口の面積の拡大や送風ファンの大型化によって送風効率を向上し、熱交換器の有効面積を拡大することでスムーズで効率的な風の流れを実現。また、3基のルーバーのサイズアップによる大風量の送風のきめ細かな気流制御や、人感センサによるより精密な気流制御を可能にした。 

 ラインアップと税別の実勢価格は、暖房19~23畳/冷房20~30畳の「AY-F71X2」が35万円前後、暖房16~20畳/冷房17~26畳の「AY-F63X2」が33万円前後、暖房15~18畳/冷房15~23畳の「AY-F56X2」が30万円前後、暖房11~14畳/冷房11~17畳の「AY-F40X2」が28万円前後、暖房9~12畳/冷房10~15畳の「AY-F36X2」が27万円前後(ここまで単相200Vモデル)、暖房9~12畳/冷房10~15畳の「AY-F36X」が27万円前後(以降、単相100Vモデル)、暖房8~10畳/冷房8~12畳の「AY-F28X」が26万円前後、暖房6~8畳/冷房7~10畳の「AY-F25X」が24万円前後、暖房6~7畳/冷房6~9畳の「AY-F22X」が23万円前後の見込み。