サングラス型ウェアラブル端末の実証実験、「大阪マラソン2015」で実施

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2015/10/13 12:52

 ケイ・オプティコムとミズノは10月25日の「大阪マラソン2015」において、フルマラソン走行ランナーに対して、サングラス型ウェアラブル端末への 情報配信実証実験を実施する。また、10月23日~10月24日にインテックス大阪(大阪府住之江区)で開催される「大阪マラソンEXPO 2015」では共同ブースを出展し、無料体験会を行う。


「大阪マラソンEXPO 2015」における共同ブースのイメージ

 実証実験では、ケイ・オプティコムが提供する無料情報配信サービス「ランナーズ・アイ」によって得られるランナーの現在位置や順位などの情報を、ミズノが開発中のサングラス型ウェアラブル端末「スカウター」の試作品に表示する。

 「ランナーズ・アイ」は、第1回大会から提供している「大阪マラソン」公式サービスで、ランナーの名前やナンバーカード(ゼッケン番号)から、5kmご とのタイム、順位をはじめ、15km/25km/35km/チャレンジフィニッシュ地点/フルマラソンフィニッシュ地点を通過する様子を視聴可能なサービ ス。

 ランナーと応援者の現在地をマップ上に表示し、応援場所への到着時刻を表示するので、ランナーを先回りして応援できる。また、応援メッセージの送信にも対応する。

 「スカウター」は、ミズノが開発中のサングラス型ウェアラブル端末。ソニーが開発中のアイウェア装着片眼用ディスプレイモジュールを、ミズノのアイウェ アに装着するとともに、スマートフォン向け専用ランニングアプリと連動することで、GPSによるランニングコースマップ、距離、速度、タイム、心拍数と いった情報の視界への表示を可能にする。また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用したメッセージ表示アプリの提供も検討中。

 このほか、共同ブースでサービスを体験した「大阪マラソン」出走者のうち抽選で2名が、実際に「スカウター」の試作品を装着してフルマラソンを走れる。なお、ウェアラブルデバイスの第一人者である神戸大学の塚本昌彦教授など数名もフルマラソンへの出走を予定する。