ドコモとラオックス、訪日外国人向けサービスで提携、買い物で特別優待

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2015/07/15 19:09

 NTTドコモとラオックスは7月14日、訪日外国人を総合的にサポートすることを目的に、新サービスの提供などに向けて提携するための基本合意書を締結したと発表した。


日本滞在時にドコモのネットワークに接続したチャイナモバイルまたはKTユーザー向けに、
日本のラオックス全店で利用できる特別優待サービスを提供

 提携の最初の取り組みとして、日本滞在時にドコモのネットワークを通じて国際ローミングを利用する中国のチャイナモバイル、韓国のKTユーザーを対象に、ラオックスでの買い物に利用できる特別優待サービスを10月から提供する。対象のユーザーが日本の空港などで国際ローミングを利用する際に、ドコモのネットワークに接続すると特別優待サービスに関する情報を通知する。日本にあるラオックス全店で商品購入時に割引サービスを受けることができる。

 今回の合意は、2011年1月にドコモ、チャイナモバイル、KTの3社が締結した事業協力契約「SCFA」を通して実現したもの。日中韓3か国間における国際ローミングの利用促進を目的とする取り組みを拡大し、免税店などさまざまなパートナーとの提携によって新たなサービスを展開することについての合意に基づいて実施する。3社が連携して新たなパートナーと提携する取り組みは、今回のラオックスが初。

 今後、ドコモとラオックスは、他の海外通信事業者や訪日外国人向けビジネスを展開する企業など、さらなる提携先の拡大、日本滞在中に使えるお得な情報の提供、翻訳技術を活用した言語サポート、ビッグデータを活用した訪日外国人に関するマーケティングなど、さまざまな形で訪日外国人をサポートする環境づくりを検討していく。