DNP、図書館でデジタル絵本を閲覧できるサービス、タブレット端末で直感的に操作

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2015/06/26 11:39

 大日本印刷(DNP)は、絵本のデジタルコンテンツの活用を支援する「DNPデジタルえほんサービス」に図書館用コンテンツを追加し、図書館向けに販売する。デジタル絵本を楽しむ空間作りや、提供コンテンツに関連したイベントやワークショップの開催も支援していく。

「DNPデジタルえほんサービス」に図書館用コンテンツを追加し、図書館向けに販売する

 子どもの年齢や興味に合わせた「おはなし」「まなび」「あそび」の各ジャンルのデジタル絵本を10タイトルごとにパッケージ化して組み合わせ、タブレット端末に収録して提供。本棚のような画面デザインを採用し、小さな子どもでも紙の本を手に取るように直感的に操作することができる。

 コンテンツは、著作権処理済のため、安心して利用できる。デジタルえほん以外のアプリをタブレット端末で使用できないように制御する誤動作防止機能も備える。タブレット端末は、色味の再現性にこだわった「IROMIエンジン」を搭載する「DNPオリジナルタブレット端末」を使用することもできる。

 6月13日~7月3日まで札幌市中央図書館で「DNPデジタルえほんサービス」の実証実験を実施。この実験を通して、図書館での利用に必要な機能・サービスを抽出し、その結果を今後の開発に役立てていく。2016年度までに図書館10館への導入を目指す。