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ドライヤーで頭皮ケア! ヤーマンのスカルプドライヤーで新感覚のスカルプ習慣を始めよう!

レビュー

2015/05/22 18:12

 年を重ねるごと、男性にとって避けては通れない問題。それは、薄毛だ。寂しくなった親の頭髪に自分の将来を重ねてため息をつく。少しずつ前髪が薄くなっていく同年代の姿に焦りを覚える。男性ならば、誰しもそんな経験があるはずだ。できるだけ長い期間、ふさふさの髪の毛をキープするために、育毛剤などで対策をする読者も少なくない。だが、より効果的に育毛をするならば、毛髪の“大地”ともいえる頭皮も理想的な状態に保たなければならない。5月にヤーマンがリリースした「スカルプドライヤー」は、まさにこの“大地”の環境を整える「頭皮ケア」に特化した新しいタイプのスカルプケアアイテムだ。

髪に悩む男性の強力なパートナーとなるヤーマンの「スカルプドライヤー」

 さて、筆者も30代半ば。まだそれほど毛髪に関する悩みはない。しかし、「後悔先に立たず」という格言もあるように、ことが起きてからでは遅い。そんなことを考えているうちに、「スカルプドライヤー」を利用する機会を得た。これ幸いと実際に使ってみた。まずは、このドライヤーが、頭皮と髪にとってどんな効果をもたらすのか解説していこう。

頭皮ケアに重要なのは“しっかり乾かすこと”と“もみ流すこと”



 髪をケアするためのアイテムとしてまず思いつくのは、育毛剤。もちろん、有効な手段ではある。だが、ただ塗るだけでは効果を最大化することはできない。育毛剤の恩恵を十分に受けるためには、前提となる頭皮のケアが重要である。

 頭皮ケアの初歩は、洗髪をしたあとにドライヤーをしっかりとあて、頭皮をドライに保つこと。タオルで水気をとるだけのタオルドライの場合、頭皮が生乾きの状態が続く。これでは、頭皮が冷える上に、湿気を好む雑菌が繁殖してしまう。これらの雑菌は、頭皮の炎症やかゆみを引き起こし、薄毛が進行する原因となる。だが、闇雲にドライヤーをあてればよいかというとそうではない。一般的なドライヤーの熱風は90℃にも達する。その熱が、髪の傷みの原因になってしまうので注意が必要だ。

 洗髪後に頭皮をドライに保つことに加え、頭皮をよくもんでやることも、薄毛対策には有効だ。頭皮を柔らかくもみ流すことで、髪の成長に必要な酸素や栄養素を効率よく髪の毛に受け渡し、毛髪を元気にすることができるからだ。

頭皮ケアのツボを押さえた新しいタイプのスカルプケアアイテム



 頭皮をダイレクトに乾かし、もみ流してくれる、頭皮ケアのツボをしっかりと押さえた新しいタイプのスカルプケアアイテム。それが、ヤーマンの「スカルプドライヤー」だ。遠赤外線の効果によって、洗髪後の髪の毛を、ダメージを抑えつつ、効率よく乾かすドライヤーなので、温風の温度は約60℃と低温。生乾きか、髪を傷めるか、というジレンマを解消し、頭皮を理想的な状態に導くすぐれものだ。

遠赤外線の効果によって、低温でも髪の毛を効率よく乾燥する

 「スカルプドライヤー」の一番の特徴は、頭皮を遠赤外線と温風で温めながら、振動ブラシでもみ流すことができる点だ。付属する振動ブラシ「スカルプヘッド(大小2種類)」を装着して、ブルブルと小刻みに振動する「スカルプHOT」モードで、頭皮を心地よく刺激できるのだ。スカルプヘッド(大)は頭皮をしっかりとキャッチして、包み込むようにもみ流す。一方、スカルプヘッド(小)は、髪の毛を細かくかき分けて頭皮を刺激する。2種類のスカルプヘッドを使い分けることで、頭皮を理想的な環境に育むことができる。冷風とともに、スカルプヘッドが微振動する「スカルプCOOL」モードも搭載する。

「スカルプドライヤー」に付属する3種類のアタッチメント
(上からスカルプヘッド大、セット用ノズル、スカルプヘッド小)


デザインも秀逸! 利便性に配慮したこだわりの設計



 遠赤外線を伴う60℃の温風で髪にやさしく、かつすばやく乾燥ができ、スカルプケア機能も併せもつ「スカルプドライヤー」を、実際に使ってみた感想を述べていく。

 まず感銘を受けたのは、デザインだ。ビア樽のようなボディの表面は、淡く光沢をたたえるメタリックなブラウンカラー。その佇まいは、「スカルプドライヤー」のメインターゲットである30代以降の男性が好みそうなメカニカルな雰囲気を漂わせている。リビングや洗面所に置くと、新しいガジェットを手に入れたようなワクワクした気持ちになる。

男性の心を鷲掴みにするメカニカルなデザイン

 デザインは所有欲をくすぐるだけでなく、驚くほど利便性にも配慮している。本体にはスタンドを搭載し、縦に置くことで省スペースを実現し、場所をとらない。物が多い洗面所にもスマートに設置することができる。側面には、スカルプモードで頭皮ケアをする際に利用するハンドグリップを備え、グリップを指の間にかけてつかむことで、腕に負担をかけることなく、スカルプケアを実行できる。

 「スカルプドライヤー」の使い方には、頭皮に最大限の効果をもたらすための手順がある。まずは、洗髪前に「スカルプドライヤー」の「スカルプHOT」モードで、頭皮をブラッシングして柔らかくする。毛穴の汚れが落ちやすいように下準備をするためだ。そして、風呂で丁寧に髪の毛と頭皮を洗ったら、「ドライ」モードで髪の毛を乾かす。8割程度まで髪を乾かしたあとは、「スカルプHOT」モードで頭皮の環境を整えてから、育毛剤を塗り、「スカルプCOOL」モードで、育毛剤を叩き込み、頭皮を引き締める。

 実際に使ってみた。「スカルプHOT」モードは、少し強めの心地よい振動が頭皮に伝わり、遠赤外線の効果とあいまって、頭皮がポカポカしてくる。頭皮がじんわりと温まっていることが感じられるだけでなく、純粋に振動の刺激が気持ちよい。1日中、PCに向かって原稿を書いた日には、目の疲れでまぶたが重くなるが、「スカルプHOT」モードで頭皮を刺激すると、緊張がほぐれ、すっきりとした気分になった。洗髪の前後にかかわらず、こんな気分転換にも使え、自由時間に頭皮ケアができる。

「スカルプHOT」モードで頭皮ケア。マッサージ効果で頭がポカポカ

 髪の乾燥時間にも不満はない。これまで使っていたドライヤーは、皮膚に近づけるとヤケドしそうなほどの熱風が出ていたが、「スカルプドライヤー」の「ドライ」モードは吹出口から10cmくらいの所に手を近づけても問題がないほど低温。この熱量で乾くのかという心配があったが、杞憂だった。遠赤外線の効果のためか、乾くまでの体感時間は変らない。

 「スカルプHOT」モードで頭皮をもみ流したあとは、育毛剤を塗布し「スカルプCOOL」モードで頭皮に揉み込ませた。確かに、いつもよりも育毛剤が頭皮に浸透する感覚がある。間もなく6月、髪の毛を心配する同志として、父の日のプレゼントにもよさそうだ。

 髪をやさしくすばやく乾かし、頭皮を心地よく刺激してくれる「スカルプドライヤー」。今回のファーストタッチでも満足いく使い心地だったが、どうせならもっと効果的に使用したいものだ。そこで、より深くこの新しい製品を知るために、開発元であるヤーマンを訪問。プロモーション企画室の河崎室長に「スカルプドライヤー」の使い方の講習会を開催してもらった。次回はその様子をレポートする。(ライター・星政明)