富士フイルム、50倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「FinePix S9900W」

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2015/02/09 13:45

 富士フイルムは、35mmフィルム換算で24~1200mm相当の光学50倍ズームレンズと、強力な手ブレ補正機能を備えた超ロングズームデジタルカメラ「FinePix S9900W」を、2月26日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は3万3000円前後の見込み。

FinePix S9900W

 焦点距離4.3~215mm(35mmフィルム換算で24~1200mm相当)で、広角端開放F値2.9の明るいフジノン光学50倍ズームレンズと、最高感度ISO12800でもノイズを抑えた撮影ができる有効画素数1620万画素のCMOSセンサを搭載。

 強力なレンズシフト式手ブレ補正機能を備え、超望遠撮影から広角撮影、マクロ撮影など、幅広いシーンで手ブレを抑えて撮影できる。また、超解像技術を利用することで、画像劣化の起こりやすいデジタルズーム時でも、100倍までくっきりとした美しい画像を撮影できる。

 約92万ドットの高精細電子ビューファインダーを搭載し、ファインダーをのぞきながら本体をしっかりホールドして撮影できる。レンズ左側面には、ズーム操作用の「サイドレバー」の操作で瞬時に構図を広げることができる「オートバックズーム」機能や、液晶モニタ上に撮影範囲を示すガイドフレームを表示する「ねらい撮りズーム」機能を備える。

 動画撮影時は、光学式による縦回転(ピッチ方向)と横回転(ヨー方向)のブレ補正、電子式による垂直方向(上下シフト)および水平方向(左右シフト)と光軸回転(ロール方向)のブレ補正を組み合わせた5軸の手ブレ補正が動作する。また、シーンに合わせて撮影条件を自動設定する「動画時SRオート」や、毎秒480コマの滑らかなスローモーション動画撮影、動画から必要な部分だけを切り出す「動画カット」、複数の動画をつなげる「動画連結」などを備える。

 専用アプリ「FUJIFLM Camera Application」を利用したスマートフォン/タブレット端末への写真の転送やカメラ内の写真の閲覧、無線LAN経由でのPCへの写真のバックアップなどに対応する。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、UHS-Iにも対応している。内蔵メモリは約38MB。サイズは幅122.6×高さ86.9×奥行き116.2mmで、重さは約670g。